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人生・農業リセット再出発

緑の魔法使い

成功法則。「出来るか?」と聞かれたら何も考えないで、「はい!出来ます!」と、0.5秒以内に手を挙げること。その後でどうすれば出来るか!を考えれば必ず道は開ける。
「あなたは緑の魔法使いね!」と、エリザベス女王が握手を求めて絶賛した日本人の男がいる。1958年、長崎市生まれ、久留米工大を卒業して自動車整備士になる。花屋は儲かると聞いて23歳で「池坊」に入門、花を一生の仕事と決意する。25歳で実家の牛小屋を改造して花屋を開店するが、大水害で軽トラックや花畑を流されて挫折。生花店で働き、1畳の店舗で月300万円を売り上げる。29歳で再び独立、長崎市内の繁華街に1m四方の隙間を借りて花売り男になる。花を売らずに夢を売る。採算は度外視して、3千円の花束を長崎から福岡まで届ける顧客感動の足マメで展開。2年で30店舗に拡大して年商1億円、面積当たり売上で日本一になる。
商社からの誘いで会社を作って41歳で東京に進出して中国やベトナムにも事業を拡大するが、8億円の負債を抱えて2年で倒産。困窮時代、客に「庭は作れるか?」と聞かれ、やったことがなかったが「出来ます!」と大きな声で直ぐに答えた。それから、どうしたらできるかを考えた。
45歳で世界最高峰の園芸コンテスト「チェルシー・フラワーショー」をロンドンで観てレベルの高さに衝撃を受け、「必ずチェルシーに出る!」と宣言する。親から相続した土地を売った資金で2004年に46歳でチェルシーに挑戦、松と野草だけで水の循環を表現して見事に準優勝する。2006年に再挑戦、優勝のゴールドメダルを獲得して世界の話題をさらう!
それからは破竹の勢いで神業的な優勝を重ね、世界の庭園マジシャンと呼ばれる石原和幸の誕生となる。花を植えるより活ける感じで植栽する盆栽、雑草や苔を使って西洋の常識を覆す手法。チャールズ皇太子も庭の魅力に目を見張り、「英国女王も賞賛する金賞6回受賞の凄技日本人!」と世界に報道される。2016年、5年連続の部門金賞だけでなく大会最高賞もW受賞する。

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