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【海外レポート】
イタリア農業機械展(EIMA)の視察日記(後編)
- 齊藤義崇
- 2017年03月03日
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独特な形状の土耕機群
訪問初日は部品メーカーのブースを堪能したが、翌2日目は午前中に土耕機を、午後にそのほかの各種作業機を見て回った。
なかには、この構造でどこまで土が起こせるのだろうか、ぜひ実演を見たいと思わせる土耕機があった。たとえば、タインが縦横に並ぶだけのシンプルなものは牽引式で動力要らずだ。ギザギザ形状のディスクが並んだMORO社のハローは、この展示会のお気に入りナンバーワンに格付けした土耕機である。一方、PTO駆動を利用したものに、クランク機構のスコップで掘るものがあった。スコップの形状をした刃をらせん状に配置し、ロータリーのように回転することで耕す仕組みである。
各社のブースにはロータリーやパワーハロー、ディスクハローの横に、こういった独自の発想力豊かな土耕機が並んでいる。ブースのセンターに配置していないのでヒット商品には至っていないようだが、高い技術力をアピールしていた。実演のリクエストがあれば、その土耕機を話題にしながら主軸商品の営業展開を期待できるのだろう。
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齊藤義崇 サイトウヨシタカ
1973年北海道生まれ。栗山町在住。昨年、普及指導員を退職し、実家の農業を2014年から営む。経営は和牛繁殖、施設園芸が主体。普及指導員時代は、主に水稲と農業経営を担当し、農業経営の支援に尽力した。主に農業法人の設立、経営試算ソフト「Hokkaido_Naviシステム」の開発、乾田直播の推進、水田輪作体系の確立などに携わる。
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