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実践講座:したたかな農業を目指す会計学 続・入るを計り出を制す!

農地と投資とコストの話(3)賃借による規模拡大

借りるのか、買うのか

我が家は両親と同居の7人世帯だ。築40年の家を10年前に大きくリフォームして生活している。
最近の傾向は結婚すると親世代との別居を選ぶ。別居スタイルには2種類あり、近郊の空き家や市街地のアパートを借りるパターンと、父母の家の近くに新居、あるいは二世帯住宅を建てるパターンがある。後者は、農村社会学で俗にいう「スープの冷めない間」を保っているようだ。とはいえ、農家はたいてい土地資産を持っているので、土地代が無料で住宅の建設費用の負担だけで建てられる。そんな理由もあり、若い世代の農家でも持ち家率は極めて高い。それは仕事場=生活の場でもあるからだ。
一方で、他業種の仲間からは住宅の話題になると「農家はいいな」とよくいわれる。結婚をして家庭を持つと、社宅や賃貸住宅に住み続けるか、戸建住宅か分譲マンションといった自己所有の物件を購入するか、30~40代で決断をしなければと思うらしい。この先どのような住居形態に住んでいくのかということは、彼らにとって大きなテーマである。
賃貸物件の場合には毎月いくら高額な賃料を支払っていたとしても、いくら何十年という歳月を同じ物件に家賃を支払って暮らし続けたとしても、その物件が自己所有物になることはない。利用は契約期間に限られ、賃貸はあくまでも賃貸なのだ。
それに対して、収入が安定するにつれて資金調達ができれば、持ち家の購入も可能になる。資産を持ちたいという欲求の反面、購入資金を一括で支払えるという人はほんの一部の人たちだけだ。大部分の人は20~30年といった長い歳月を返済期間とする住宅ローンを組むことになる。返済期間が長くなれば、それだけ利子が大きくなる。

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