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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

ヨーロッパ研修の貴重な体験


何だかんだで1カ月が過ぎ、次の研修先のドイツ・ハノーバー近くの農家に行くことになりました。一人で行くのは大変だということでヤン、サーキャ、ニックも同行してくれました。

ドイツ農家の家族が
急に黙り込んだ理由

ドイツのへニングの農場は人口500人くらいの小さな町の外れにありました。到着して夕食はへニングの奥さんハイディが作った猪のスープ。これまた絶品でした。
次の日から早速仕事です。その前にドイツの朝食です。ハム、チーズ、黒パンにコーヒーが定番です。麦刈りまでは3週間くらいあったので、乾燥場の掃除や機械のメンテナンスを中心にやりました。
今でも不思議なことは農薬嫌いなのに乾燥場の内部に殺虫剤を散布して特定の害虫駆除を事前に行なうことでした。
このドイツの農場では200haを超える面積だったのでそこそこの機械があり、予備部品もある程度保管していました。やはり農業にはある程度の規模が必要なのでしょう。
そんなことをしていると7月10日くらいになりドイツの夏を迎えました。次の日からはエン麦の収穫をクラースコンバインでやりました。私は収穫されたエン麦をトレーラーに積み込む作業を任されました。この仕事をやっていたおかげで2カ月後に行ったアメリカの収穫作業でも慌てることはありませんでした。
あるとき「日本人だから寿司を作れるんだろ?」ということになり、奥さんのハイディがスーパーに売っていた寿司キットなるものを買ってきて、付属で付いていたハチマキ姿で初めて寿司を握りました。といっても手巻き寿司だったので簡単に作れてみんなも喜んでくれました。
実は研修先がもう1カ所ありました。父が北見のビート会社を通じて農家を紹介してくれたので、そこにも10日ほど行くことになりました。そこはドイツ北部の起伏が少ない地域でした。
この農場に行く前にへニングから「次の農場はどこに行くんだ」と聞かれ、ハンブルグ近くのコンラッド農場と普通に伝えました。その瞬間夕食をしていたへニングの家族が急に黙り込んでしまったのです。
最初は発音を間違ってヤバイ単語を伝えたのかと思いましたがそうではありませんでした。次の日、へニングの息子ヤン(オランダ人のヤンではない)から「実は妹のマリーの元カレなんだよ~」と聞かされびっくり。
ドイツは案外狭いですね。ネタをくれた父さんに感謝すべきか、余計なことをしてくれたと伝えるべきか。皆さんも元カレ、元カノとはうまくやってくださいね

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