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農業は先進国型産業になった!

さつまいもは成長産業になる(2)(株)照沼勝一商店(茨城県東海村)



(5) アフリカ進出

2014年、東アフリカのタンザニアに進出した。現地法人を設立し、さつまいもから干し芋まで一貫生産している。タンザニア(人口4500万)は1人当たりさつまいも消費量は約47kgと多く(日本の7倍)、まだ増える傾向にある。生産高は350万tを超える(FAO統計)。先進国と違って、無化学肥料、無農薬で栽培している。単収は日本の3分の1。味が濃く甘い美味しいさつまいもが多い。干し芋は元々現地でも作っており、保存食で食べている。
タンザニア産さつまいもは、機能性が高く、抗酸化作用は日本の2倍もあるようだ。日本にサプリメントとして輸入したいと考えている。ヨーロッパへの輸出も検討している。特に寒い北欧はビタミンD不足であり、市場は欧州が一番大きいと考えている。
日本には機能性の高い芋、欧州にはビタミンDを輸出するという戦略だ。アフリカは抗生物質の耐性菌がない。抗酸化機能の高さはドル箱になろう。タンザニアの新しい輸出産業になりそうだ。
「当初は現地の栄養補給の目的だった。いまは、輸出で農家の所得を上げたい」(照沼氏)
この国際協力はJICAの支援を受けている。農業の直接投資の立派な成功事例となろう。
(参考)10年前の(株)照沼勝一商店については拙稿「2代目の挑戦!縮減社会で成功する道」『農業経営者』2006年8月号。なお、昆吉則「後継者よ創業者たれ!」『農業経営者』1997年4月号参照。

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