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【地域活性化という「遊び」】
限界集落活性化に取り組む我が家が訪ねた瀬戸内の島で見つけたヒント
- 副村長 みわダッシュ村 山本晋也
- 第14回 2017年05月08日
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なぜ突然祝島なのかと言いますと、この瀬戸内に浮かぶ人口400人ほどの小さい島で、飼料を全く買わず、島内で出る野菜の残渣や残飯のみを餌に、耕作放棄農地で放牧養豚をされている氏本さんという方がいらっしゃると聞き、移住8年目の春を迎えながら、奮闘努力の甲斐もなく、増え続ける獣害や耕作放棄農地に頭を悩ます僕にはピーンときたからです。
思いついたら即行動と、いつも子供達には言っていますので、先方に連絡が取れるや否や「おい行くぞ!」と出発!のつもりが、今回は子供が属する地元野球チームの公式戦と重なってしまって、チームも人数がギリギリなのでどうしても休むことができません。
スケジュールを調整しようにも、なかなかうまくいかず、家内とチームに属する三男が家に残るという案も出ましたが、限界集落活性化を家族で取り組んでいる我が家としましては、これから取り組んでみようということを全員が見ておくということは外せず、最終的に球場で待機し試合が終わると同時に車に飛び乗って出発となりました。
島に着いて、農場主の氏本さんの案内で、くねくねした細い路地を宿へ向かって歩いていると、ところどころにバケツが置いてあります。
このバケツに島の人たちが毎日残飯を持ってきてくれるそうで、僕らが見学しているときにも、おばあちゃんがキャベツの葉っぱやなんかを持ってきていました。
島の人はバケツに入れていいものと悪いものをしっかり理解していて、後で分別する必要はなく、これらに島で出る米ぬかを混ぜて一晩発酵させたあと豚に与えるそうです。
ただ観光客が増えるシーズンは、他のゴミを入れてしまう場合もあるので注意が必要とのことでした。
この残飯と米ぬかで豚30頭ほどの飼料を賄っているとのこと。
氏本さんは餌の量から島内で無理なく飼える頭数を決められているそうです。
スケジュールを調整しようにも、なかなかうまくいかず、家内とチームに属する三男が家に残るという案も出ましたが、限界集落活性化を家族で取り組んでいる我が家としましては、これから取り組んでみようということを全員が見ておくということは外せず、最終的に球場で待機し試合が終わると同時に車に飛び乗って出発となりました。
島に着いて、農場主の氏本さんの案内で、くねくねした細い路地を宿へ向かって歩いていると、ところどころにバケツが置いてあります。
このバケツに島の人たちが毎日残飯を持ってきてくれるそうで、僕らが見学しているときにも、おばあちゃんがキャベツの葉っぱやなんかを持ってきていました。
島の人はバケツに入れていいものと悪いものをしっかり理解していて、後で分別する必要はなく、これらに島で出る米ぬかを混ぜて一晩発酵させたあと豚に与えるそうです。
ただ観光客が増えるシーズンは、他のゴミを入れてしまう場合もあるので注意が必要とのことでした。
この残飯と米ぬかで豚30頭ほどの飼料を賄っているとのこと。
氏本さんは餌の量から島内で無理なく飼える頭数を決められているそうです。
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山本晋也 ヤマモトシンヤ
副村長
みわダッシュ村
1968年、京都生まれ。美術大学を卒業して渡米後、京都で現代美術作家として活動。そのかたわらオーガニックレストランを経営するも食材を種から作ってみたくなり、京都市内で畑を始める。結婚して3人の子供を授かったころ、農業生産法人みわ・ダッシュ村の清水三雄と出会い、福知山市の限界集落に移住。廃屋を修繕しながら家族で自給自足を目指す。土と向き合ううち田畑と山や川、個人とコミュニティーの関係やその重要性に気がつき、田舎も都会もすべて含めた「大きな意味での自給」を強く意識するようになる。この考え方は、美術家時代にドイツの現代美術家ヨゼフボイスのすべての人が参加して創り上げる社会彫刻という概念に影響を受けた。現在みわ・ダッシュ村副村長。
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