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地域活性化という「遊び」

限界集落活性化に取り組む我が家が訪ねた瀬戸内の島で見つけたヒント

祝島に行ってきました。
なぜ突然祝島なのかと言いますと、この瀬戸内に浮かぶ人口400人ほどの小さい島で、飼料を全く買わず、島内で出る野菜の残渣や残飯のみを餌に、耕作放棄農地で放牧養豚をされている氏本さんという方がいらっしゃると聞き、移住8年目の春を迎えながら、奮闘努力の甲斐もなく、増え続ける獣害や耕作放棄農地に頭を悩ます僕にはピーンときたからです。
思いついたら即行動と、いつも子供達には言っていますので、先方に連絡が取れるや否や「おい行くぞ!」と出発!のつもりが、今回は子供が属する地元野球チームの公式戦と重なってしまって、チームも人数がギリギリなのでどうしても休むことができません。
スケジュールを調整しようにも、なかなかうまくいかず、家内とチームに属する三男が家に残るという案も出ましたが、限界集落活性化を家族で取り組んでいる我が家としましては、これから取り組んでみようということを全員が見ておくということは外せず、最終的に球場で待機し試合が終わると同時に車に飛び乗って出発となりました。
島に着いて、農場主の氏本さんの案内で、くねくねした細い路地を宿へ向かって歩いていると、ところどころにバケツが置いてあります。
このバケツに島の人たちが毎日残飯を持ってきてくれるそうで、僕らが見学しているときにも、おばあちゃんがキャベツの葉っぱやなんかを持ってきていました。
島の人はバケツに入れていいものと悪いものをしっかり理解していて、後で分別する必要はなく、これらに島で出る米ぬかを混ぜて一晩発酵させたあと豚に与えるそうです。
ただ観光客が増えるシーズンは、他のゴミを入れてしまう場合もあるので注意が必要とのことでした。
この残飯と米ぬかで豚30頭ほどの飼料を賄っているとのこと。
氏本さんは餌の量から島内で無理なく飼える頭数を決められているそうです。

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