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地域活性化という「遊び」

限界集落活性化に取り組む我が家が訪ねた瀬戸内の島で見つけたヒント


宿に荷物を置き、海と山の境にある耕作放棄農地の放牧場へ着きましたが、ソーラー式の電気柵で囲われているだけで豚舎がありません。
ちょっとした屋根のようなものはありましたが、豚はあまり利用しないとのこと。
普段は山裾の木陰で寝るそうです。
祝島は台風の通り道と聞いていましたので、台風のときはどうするのか聞いてみますと、台風が来る4、5日前から木の枝なんかを集めて山裾の安全なところに自分たちでシェルターを作るそうです。
水飲み場ももともと田んぼだったところなので、ほうっておけば水のありそうなところを自分たちで掘って飲むというのには驚きました。
世話としては餌やりと人工授精と子豚の歯切りくらいで、できるだけ豚に生き方を選択してもらって、余計なことはしない方がいいというのが氏本さんの考え。
餌の奪い合いで生育にばらつきがあっても、出荷の際に強くて大きい豚は一番に出荷用の檻に入るので、自然と大きいものから出荷できるというのも面白い話でした。
何より自由を与えられた豚はストレスがほとんどないようで、今までに飼っている豚が病気にかかったことはないそうです。
見学を終えた夜、食事をしながら氏本さんと色々お話ししていて、豚に生き方を選択する自由を与えるという考えが、僕の子育てに対する考え方によく似ている旨お伝えすると
「そういう子育てができているなら豚もきっと飼えますよ」「どうりであなたところの子供もうちの豚に負けないくらい元気がいいね」
と言っていただき、なんだか僕らにもできそうな気がしてきました。
放牧養豚で一本を目指すのではなく今やっている農業に一部放牧養豚を取り入れ食育や観光等に複合的に生かすことで、問題解決の糸口を見つけたいと考えている僕らには良いヒントになりました。
餌代が全くかからないことと、銀座や京都のレストランに一頭丸ごと卸すことで、十分利益が確保できるとのことです。
生育期間が14ヶ月以上と長いことや出荷頭数が少ないという希少性、餌の100パーセント自給というストーリー、一頭買いの場合内臓などの希少部位が利用できるなど、腕利きのシェフからも高い評価を得ているとのこと。
小さいことを逆手にとって、そこで精一杯のできることから始める、というところは僕も常々意識していたところです。
大規模経営、小規模経営色々ありますが、それぞれの良さを十分生かさないと成り立たないという点では共通していると思います。

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