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特集

「土を考える会」を考える 後編



手島 健次郎(てしま・けんじろう)
九州沖縄土を考える会会長。1958年生まれ。佐賀県鳥栖市在住。経営概要:個人経営。年間約48.5ha。内訳は水稲(飼料用米含む)22ha、麦類(大麦、小麦)15ha、大豆2ha、タマネギ1.5ha、ジャガイモ7ha、その他の葉物野菜1ha。土を考える会との出会いは、2004年8月に北海道に出向き、大型乾燥機が稼働しはじめたばかりの勝部農場を訪れたところから始まる。以来、地域を越えて全国各地の仲間との交流が続いている。時代を先読みする仲間からの情報は、普通の農家でありたくないというモットーに通じており、自らの農業経営に活かしてきた。
「どのような会かと尋ねられれば、『変わり者の専業農家の集まり』と紹介している」

結城 良裕(ゆうき・よしひろ)
九州沖縄土を考える会監査役。1978年生まれ。福岡県那珂川町在住。経営概要:主食用米4.5ha、稲WCS 2.5ha、麦WCS 12ha、子実トウモロコシ3.6haを生産。稲刈りの受託作業12ha、乾燥・調製作業を18ha引き受けている。その他、近所の酪農家たちと別法人でコントラクター組織をつくり、麦WCS 20ha、稲WCS 54haを受託。自作地はわずか22aで、10a程度の未整備田が多い条件下での水田農業の戦略を模索している。2010年に有機物循環農法体験記の授賞式に参加して以来、会員との交流を次第に深め、全国の会合に積極的に足を運ぶ。
「さまざまな経営体系を見て自らの経営に合う部分を吟味することに意義を感じている」

薮内 孝博(やぶうち・たかひろ)
中国四国土を考える会会長。1968年生まれ。鳥取県岩美町在住。薮内農場代表。経営概要:水稲25ha(山田錦10ha、五百万石3ha、コシヒカリ6ha、日本晴3ha、ひとめぼれ、ハクトモチ)、大豆3ha。作業受託延べ50ha。2008年の第18回ボトムプラウ体験記でホワイト賞を受賞し入会。2014年から監査、2016年から会長を務める。

黒川 義治(くろかわ・よしはる)
関東甲信越土を考える会会長。1968年生まれ。新潟県上越市在住。(株)花の米代表取締役社長。経営概要:水稲35ha。減農薬栽培や「ヘの字農法」を採用し、自社ブランド「花の米こしひかり」として全量を直売している。2013年よりカニ殻肥料を使った「越後かに米こしひかり」を地域の特産品として販売開始。冬場に餅などの加工品を手がける。土を考える会の集まりには数年前より参加していたが、正式に会員になったのは3~4年前。

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