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土門「辛」聞

共済解約ラッシュで未曾有の危機迫る

かくあればかくなる。かくなればかくすべし。これは筆者の大好きな処世訓の一つである。「かくあれば」今風に言えば、情報収集力、状況把握力という意味になろうか。「かくなる」情報や状況について分析、洞察、予測する力のことである。「かくすべし」問題解決に向けての方策のことであろう。確固たる信念に基づいた改革プログラム。今風に改革へのロードマップとも呼ぶ。某国の総理は、それを「恐れず、ひるまず、とらわれず」と断固実現すると約束をした。4年ほど前のことである。その改革プログラムの多くは、「恐れ、ひるみ、とらわれ」、その結果、多くが骨抜きにされ、総理は国民の信用を失いつつある。さほどに「かくすべし」の実践は難事のようである。
かくあればかくなる。
かくなればかくすべし。

これは筆者の大好きな処世訓の一つである。

「かくあれば」今風に言えば、情報収集力、状況把握力という意味になろうか。

「かくなる」情報や状況について分析、洞察、予測する力のことである。

「かくすべし」問題解決に向けての方策のことであろう。確固たる信念に基づいた改革プログラム。今風に改革へのロードマップとも呼ぶ。

某国の総理は、それを「恐れず、ひるまず、とらわれず」と断固実現すると約束をした。4年ほど前のことである。その改革プログラムの多くは、「恐れ、ひるみ、とらわれ」、その結果、多くが骨抜きにされ、総理は国民の信用を失いつつある。

さほどに「かくすべし」の実践は難事のようである。

こんな書き出しでコラムの筆をとったのは、農協共済の解約ラッシュが起きているということを年末に耳にしたからである。そんな事態が続けば、農協組織は未曾有の経営難に見舞われることは必至だろう。

だがこれは過去に予測できたことである。農協トップが、「かくあればかくなる」「かくなればかくすべし」で経営しておれば、こんな難事は避け得たはずである。

事実、筆者は、本誌47号(99年12月)のコラム欄で共済解約ラッシュが農協危機を招くと指摘していた。その記事は、栃木県内の某組合長が職員に配布した内部文書「緊急!全職員に告ぐ」を紹介する形で、共済解約がいずれ農協の屋台骨を揺るがす事態に発展すると警告を発していたものである。その内部文書には、「経済事業は慢性赤字。金融事業は表面は辛うじて黒字。共済事業は解約が進めば農協経営がバタンといってしまう状況になって……」と書かれていた。

筆者の意見はこうだった。「いまや共済事業は農協経営を支える最大の収益源。悪く言えば自転車操業でペダルをこぐようなもの。その共済解約が進めば、まさにペダルをこぐのをやめるようなものだ。農協経営は大ピンチに陥る」

その大ピンチが目前にあるのだ。

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