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特集

我らにとっての「土を考える会」


勝部 どうなんだろうね、いろんな技術開発があって、その結果プロの技術・経営レベルがさらに繰り上がってしまい、また素人が追いついていけなくなる。10年経つとね、人数は減った上に農業就業者の平均年令が僕の上(58歳)にいっちゃう。地方の社会生活の中ではとりあえずこの就農人口の激減という問題を兼ね合わせながら考えていかなければならないと思うんだけど、そのへんがどうもムズカシイ……
村井 でもどうですかね、日本経済が陰りを見せてくると話も変わってくると思うのですね。とにかく食いぶちをどうしても稼がなきゃならないとなったら私は新しい農業の見直し論がでてくると思います。それから農林省の後継者対策や過疎対策もどうも腑に落ちないところがあるのですね。過疎になるというのですが、一方では全国的には20 ha規模の農家を多くしようというのに、半面で過疎が問題だという。1戸の規模を大きくすれば何人かは辞めなければならない訳でしょ、矛盾したことをやっている。そしてわざわざやりたくないという人にトラクタ買わせて農業させようとしている。そんなことしたってしょうがないわけでしょ。
だから本気になってやるという人をどうバックアップするか、それから農業に見切りをつけて外に出ていく人の生活が成り立つようにどうバックアップしていくかを政府は考えていただきたい。それから農村の人だって過疎になるというけれども、昔の人は馬車を仕立てて町に買物に行くのに1時間かかったのに、今は5分だよ。札幌から東京へ会議に行くのに昔は5日か6日かかったけど今は2時間でいけちゃう。地球は狭くなっているのだから過疎と思うのは気持ちの問題じゃないかな(笑)。ですからそういうことは時代で内容が変わっていくと思うし、もっと面白く農業をやれるような国作りというものが何かあってもいいと思う。

【家族の円満、畑に貯金をしながら農家の暮らし方をもっと伝えよう】

司会 どうですか、石橋さんや駒谷さんは。経営の変わった点だとかは。
石橋 私は、後継者の問題だとか嫁さんの問題だとかはどこいってもあると思うんだけれども、いかにして楽しい生活が農業の世界のなかでできるかということを、つまりこっちに彼らを引っ張ってくるようなことが見せられるかどうかだと思います。私は皆様にお付き合いをさせてもらって見本を見せてもらい、私なりの経営をやってきました。石橋ができるくらいのことなら俺にもできるという人はたくさんいるはずです。地域に対してはそういう形で何とか役に立っていたかなあと思っています。うちの嫁も来て16~17年になりますが、子育ての間はうちの中にばかりいる。もともとが農家の人ではないですから。そういう人が来てつとめてくれた。ぜんぜん農業の経験の無いものが来て、何とか円満にやっていくのをみてもらう。あそこでやっているぐらいの事ならうちの嫁さんにも、私にも充分にやれるというようなことはあると思います。まあいざこざもないそんな家族の形が隣近所にも増えていってくれればいいなあと思っています。結局何が大事かというと家庭の円満なのですよ(笑)。おらみたいのもこうして楽しくやっているんだから大丈夫というような事でいきたいなと思います。

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