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特集

我らにとっての「土を考える会」


僕が長年農業をやっていて疑問に思った事は、たまたま政府の干渉作物が多かったからかもしれないけど、自分で自分の作った作物に値段をつけることができないということでした。ですから今後は自分の作ったものを自分で値段をつけて売れるようにならなきやいけないと思うのですね。そのためにはやはり直販店舗なり加工施設なりを充実させていかないと。やみくもに規模を拡大してコストを下げようとしても今の諸外国との経済関係では外国産のものにコストで勝てる戦いはありえない、と僕は思っています。
ただ、あくまで自分が何をしたいのか、やろうとする農業が何を目指しているのかということを確認して、何のために農業をやるのかという問いをもつ必要があるのだといっています。息子たちに、もしお前たちがやって経営のバランスを取れなくなるようなことがあれば、いつでも辞めさせて、経営者としての責任を取らせるからなといっている。同族会社の悪い面を引きずって潰れる企業も多いと聞きますが農業経営もそれと同じだからです。それと、僕は農業やっていて作物を作るのが好きなのか、それとも農地を作ることが好きなのかと聞かれたら、やはり農地を作る方が好きみたいだなあという気がしますね。
村井 良い土を作れば黙って作物は育つものだからね。

【「男のロマン、女の不満」ではなく「男の怠慢、女の不満」なのでは?】

小野寺 先輩たちの話を聞いていて考えるのですが、北海道にはたくさんの農業後継者がいると思います。いないいないと言われる中でも結構いる訳です。けれども、夢とロマンを抱く若い者が少なくなり過ぎちゃったのではないかなあと感じます。今日、皆様のお話を聞いていて、やはり次世代の経営者がどっぷりと自分の親の経営につかり過ぎてしまっていて、次に何を目指そうかというのが無いということに自分でも危機感を感じているわけです。で、駒谷さんとか石川さんのような法人経営ではすでに国が新農政で示しているような経営を実現されているわけですが、じゃあそればっかりが解決の糸口かといわれるとそうでもないと思います。次の20年、21世紀がこの2、3年のうちに来るわけですけれども、その中でどのような農業経営をやって行くべきなのか。昔の人たちは「男のロマン、女の不満」で女が一生懸命家を守って草取りをして頑張っていて、男の連中は上富良野の丘に集まって夢を語っていたわけです。
これからの農業はそういった部分を併せ持ちながら経営者本人だけでなく家族経営の中で家庭や経営を支えてくれる人を大事にしながら、しかも外部の企業社会と同じように共存しながら競争していくという原理を取り入れなければならないと思います。

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