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アルパカファームの経営・労務事件簿

「農商工連携」「6次化」活用成功のポイント

加工品販売の目論見がはずれ、賞味期限間近の在庫を抱えてしまったアルパカファーム。失敗の原因はどこにあったのか。
千代 社長、この収穫したパクチーはどこに保管したらいいですか。倉庫がいっぱいです!
藤田 あ~、そうだよね。冬に作ったレトルトスープがまだ倉庫にあるもんな。処分するのはもったいないし、困ったなあ。
千代 結局今年も売れなかったですね。食べてみたら美味しいのに。
藤田 そうだよね、美味しいけど、なかなかわかってもらえないんだよな~。しょうがない、パートさんにも配って、それでも余ったものは処分しよう。2年続けて売れないから、そろそろ潮時なのかもね。ホウレンソウやパクチーのB品の活用方法としてはありがたかったんだけどな。
伝法院 こんにちは。おっ、すごくおいしそうなパクチーですね! 今年もいっぱい穫れましたね。
藤田 去年よりもたくさん作ったんですよ。捌ききれなくても凍らせておいて冬のスープに使えるかと思っていたんですが……ご覧のとおり、そのレトルトスープが全然売れなくて。ついに野菜の保管場所もなくなって困っていたところです。
伝法院 なるほど、やはりレトルトスープは難しかったですね。
藤田 えっ? やっぱりってことは先生も「売れないかもな」と思っていたんですか?
伝法院 いやあ、そこそこ売れるとは思っていたんですが、いきなり大量には難しいかなと。かなりいっぱい作ったんですね。
藤田 連携先の企業とも相談して、量は多いほうが1個当たりの加工コストが下がるからと言われたもので、思い切って5000パック作ってしまいました。

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