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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

増殖が始まった!


大豆の生育中に麦を散播する技術は確立しているので、ちょっと考えを変えてみた。ソバの生育中に麦を散播したらどうなるのか? ハイ、上手くいきました。9月15日くらいのソバがガンガン生育しているところにブロキャスで130kg/haくらい散播する。翌年収穫された麦を見るとまずまずの出来。連作の麦だったら倒伏しやすかったり、実が細くなったりするが、そのようなことにはならなかった。経験則になるが、違う作物であるソバの中に麦を栽培することと、単純に麦→麦ではやはり結果に違いがあるようだ。だから麦後のソバ栽培でも交付金制度が存在することは、麦の生産向上につながると確信する。だが昨年の8月17日の98mm、実際は1時間で34mmの降水はソバの発芽、生育を低下させることになった。
その結果、ソバの収量は悪かったが、ソバ中に播種した麦の生育は良かったのでトータルを考えると明らかにプラスとなるが…上手くいくと面白くないと考える方たちも存在するようだ。今年の春の農林水産省のメニューに麦後ソバの交付金の額が明示されていないのだ。なんでも地域のなんとか協議会で決めることになりそうだ。でました協議会だ。別に喧嘩を売るつもりはないが、本当にやる気のある生産者の方向を向いているのか、いつもの仲良しグループのローカルルールを助長させることにならないのか一抹の不安を感じるのは私だけだろうか。
なんでも私が麦後のソバの面積を増やせば他の生産者の交付金が少なくなり、私が麦後のソバの面積を少なくすると他の生産者に交付金が多く当たるので、悩んでいると聞く。農水のみなさん、是非とも麦後ソバのような麦の生産意欲を向上させる政策にご理解くださいね。

ジョンディアのストローチョッパー

話題を変えて麦とソバ関連でもう一つ。北海道の夏は短いので麦収穫後のソバの播種は早いほうが良い。やはりそこにはひと作業しなければならないことがある。コンバインで収穫された麦の残さ物処理である。麦の収量と同じくらいの重量があると言われる麦わらはソバ播種の物理的な邪魔になる。そこでトラクターでけん引されたストローチョッパーと言う機械で、麦わらを細かく切断することによって畑の表面の残さ物をなくす作業を行なう。数年前までこのストローチョッパーはヨーロッパ製の作業幅が1.8mくらいのチャチィー性能の物だった。ネット検索するとアメリカ製ジョンディアのストローチョッパーが目に留まった。しかし本当に日本の麦やコーンの残さ物でも粉々になる性能を持っているのか不安になった。そこになんとなんと!私の不安を払拭してくれる話が飛び込んできた。

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