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人生・農業リセット再出発

明日ヤロウは馬鹿ヤロウ!


国際線乗務員時代には、パイロット、スチュワーデスなど全社員が6カ月に一度、法定定期健康診断が丸一日使って行なわれた。血液検査から始まり、バリウムを飲んでの胃のレントゲン撮影、昼食が終わると跳躍力や反復横跳び、腕立て伏せ等の体力検査が続く。バリウムの下剤を飲んだ後の運動は、今にも漏れそうになる拷問だった。検査結果で毎回が優良と褒められながら、必ず一カ所だけは引っかかった。血圧が高いとのことで、ご丁寧にも一対一で産業医と一時間近くの面談時間まで組み込まれる。食事療法がどうのと延々と続く。その為にはダイエットが肝心だと毎度のご指導である。誰が標準血圧なんて決めたんだ! エンジンと一緒でその機械に応じた油圧が必要なはずだ、俺はこの状況が一番調子いいんだヨ!と馬耳東風で聞いていたが、改善計画書なるものを書いて提出しろと業務命令が来た。あまりにも毎回うるさいので、やってやろうじゃないかと始めることになった。ところが地球の反対側まで飛ぶ仕事はハード極まりない。十数時間も起きたままの“飛び職”である。とてもじゃないが、ダイエットしていると体力がついていかないのだ。それでも業務命令となればと仕方なくダイエットに挑戦した。普段たくさん食べていると胃が大きくなって、満腹中枢神経が記憶するから胃袋を満杯にするまで食べないと空腹感が残ることになる。そこで胃を満腹状態にさせるには普通に食べて、カロリーの低い物だけを沢山詰め込めば良いのだと考え、キャベツを刻んで山ほど食べ続けた。そのままでは味気ないので、カロリーの低いノンオイルのドレッシングを持ち歩いた。そして、「食べたものを紙に書く!」を毎回実行した。効果てきめん、どんどんスリムになって、数カ月後には頬までこけてきた。
稲刈りで実験した結果がある。広大な田畑で、作業班を二つのグループに分ける。Aグループには100mごとに目印の杭を立てた。B班は何もないままである。日が暮れて作業が終わって結果はどうであったか? B班は、「もう日が暮れそうだから、このくらいで止めようぜ」の一言で決まり。A班は、「暗くなりそうだけど、折角だからもう少しあの杭までやろうぜ!」と続いた。軌跡と到達地点を「心に描く」。重要なのは、左脳分野である理屈の計算式世界よりも、百万倍速も強力なイメージ処理である右脳分野の潜在意識世界に「書く」ことである。イメージでもいいから、痩せた状況の自分を目の前に張り出して、今食べたものを書き出してみること! 無意識で本能に任せっぱなしだった食習慣が意識的な自己管理脳となって、驚異的なダイエット効果を出す。人は思い描いた通りの人間にしかならないし、なれない。人生は、ヤラなかったのか、ヤレなかったのか!の結果だ。

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