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8カ所(国立公園満喫プロジェクトのモデル公園)

「グランピング」という言葉を聞いたことがあるだろうか。デジタル大辞泉によれば、glamourous(グラマラス)とcamping(キャンピング)を併せた造語で、山野に設置された豪華なテントやロッジに宿泊して、ホテル並みの快適なサービスを受けながら、自然との触れ合いを楽しむことを指している。
一般社団法人グランピング協会によれば、2005年には英国でグランピングという言葉がすでに使われていたという。英国では250を超えるグランピングスポットが展開され、宿泊施設はハットと呼ばれる小型の小屋、古風な馬車風トレーラー、ゲル(モンゴル風テント)など牧歌的で手の届く価格で宿泊できるため、風光明媚な場所でのんびりとした旅が楽しめる。
日本では、2015年10月に「日本初となるグランピングリゾート」として星野リゾートが「星のや富士」を開業した。富士山麓と河口湖を一望できる山麓の広大な土地を開発するにあたり、星野佳路社長は海外で体験したグランピングをもとに「遊びをデザインできる大自然」「グランピングマスターが提案するアウトドア体験」「屋外を感じることができる快適な客室」「ワイルドライフが好きなシェフが演出する食事」といった4つのコンセプトを決めた。客室は一面が窓になっており、富士山麓と河口湖が見渡せる。テラスにはこたつとランタンがあり、屋外で景色を眺めながら朝食を摂る。大自然を感じながらも快適に過ごせるという点に工夫が凝らされており、ターゲットは普段キャンプをしないインドア派だ。

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