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アルパカファームの経営・労務事件簿

評価制度 スタッフ管理のポイント


藤田 はい、特にスタッフの育成や待遇について悩んでいます。先日、弊社の社員と話していたら、彼女は自分の役割やお給料に関して、将来への不安を抱えているようでして。生産規模も大きくなり、加工品も始めたので、社員もこれから増えていくのに、一人しかいない社員も満足に働かせてあげられていないのかと分かって、愕然としてしまいました。今のパートさんや新しい人が正社員になったときに、どのように社員それぞれを評価してお給料を決めて良いのか、いまいち分からず、いろいろ考えあぐねていたところ、伝法院先生に貴社を紹介していただきました。
長谷川 なるほど、社員それぞれの評価の仕方についてですね。私もとても悩みました。弊社も、評価制度を導入するまでは、管理している圃場の広さや在籍年数などから、なんとなく給与を決めていました。でも、私が現場から離れることが増えて、マネジメントやオペレーションをしたりと、社員それぞれの役割が複雑化したあたりから、次第に不満が聞こえるようになって、それをキッカケに制度を整えていきました。
藤田 長谷川社長の会社でも、そういう経緯があったんですね。確かに、いま見学させていただいただけでも、いくつもの圃場に分かれていて、管理が大変そうでした。
長谷川 そうなんです。だからこそ、数値の成果だけでなく、新しくどんな仕事ができるようになるかなども評価項目にしています。特に最近は、主婦や障害者の方など、弊社で働く人も多様な背景を持つようになってきました。それに対応して新しい働き方を選択できるようにするためにも、評価制度は重要です。

今回の執筆者
西田 周平(にしだ しゅうへい)
(有)人事・労務 チーフ人事 コンサルタント

日本大学法学部卒業後、食品メーカーを経て現職。幅広い企業のES向上型人事制度作成に数多く携わるほか、多くの労働基準監督署の是正勧告対応などの労務トラブルに対応し、その経験からリスク管理に長けた就業規則を作成するなど、中小企業の人事・労務に精通している。最近は、執筆や講演も精力的に行なっている。

社員のモチベーションを上げる評価制度

成果を上げた人や日頃頑張っている社員を評価して、それを給与などの処遇に反映する。それが評価制度です。成果や努力で処遇に差を付けることは、社員のモチベーションを大きく上げる要素になりますし、また評価を通して「このような人材になって欲しい」「このような行動をウチの会社では重要視する」といった社員に向けたメッセージになる重要な制度と言えますが、農業法人ではこのような評価制度がない会社も少なくありません。

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