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編集長インタビュー

農家と二人三脚でアフリカの干し芋を輸出産業に育てていきたい


長谷川 はい。製造業としての本業で売り上げを立て、社員を雇い、工場の賃料を払っても利益を出せるところまでは行きました。
昆 奥さんも偉いよな。
長谷川 偉いですね。妻には頭が上がらないです。あなたが好きなことやっているから私は大変だわと言いながら、理解してくれています。
昆 罰当たりな亭主だけどね。長谷川君の人生を含めて楽しいから一緒にやっているわけでしょ。子供たちはどうしているの?
長谷川 地元のインターナショナルスクールに通わせています。日本人は1人、白人1割ぐらい、インド人1割、あとはアフリカ人というような学校です。
昆 こうやればすぐ金になる話を蹴ってわざわざ遠回りし、面倒臭いことをするのは長谷川君の人生のチャレンジだよね。本当にたくましくなったね。
長谷川 だいぶ遠回りしているわよねと、妻にもよく言われます。

メイド・バイ・ジャパニーズとしての心構え

昆 タンザニアはどんな国なの?
長谷川 1961年にイギリスから独立しました。ケニアは英語を公用語にしましたが、タンザニアは民族の違いによる経済格差が生じないようにアフリカ起源のスワヒリ語を公用語にしたんですね。その結果、言葉ができないから進学できないとか、出世できないとかいったことが起きず、独立してから一度も内戦やクーデターが起こっていません。ただ、最初は社会主義路線を歩んでいたこともあり、外国の資本や技術を取り入れるのが著しく遅れました。いまケニアのGDPは1人700ドルぐらいで、タンザニアは400ドルぐらいという差がついています。
昆 スワヒリ語が公用語になったプラス面とマイナス面と両方あるわけだ。
長谷川 そうですね。
昆 外国の企業は多いの?
長谷川 鉱業とか情報通信などの分野で外国企業が活躍しています。それから建設業は中国企業が圧倒的ですね。日系企業では豊田通商、味の素、関西ペイントなどが健闘しています。製造業のうち、食品や日用品は地元企業が中心です。農業ではユニリーバが紅茶生産をしていますね。私のしているようなマンゴーやパイナップルの加工工場を外国企業が始めたこともあったようです。そういった工場の廃墟が各地にあります。フルーツの加工工場は政府としても誘致したい分野の一つで、確かに雨季の初めころにはマンゴーがトラック1台分でいくらというような価格になります。とはいえ、それはほんの数週間です。そういう状況を視察してコンサルタント会社が作成した無責任な報告書をもとに、いろいろな補助金がついて始めた工場は、2、3年で倒産してぺんぺん草が生えています。

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