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アルパカファームの経営・労務事件簿

HPに採用ページをつくる

求人サイトに情報を掲載しても社員希望者はほとんど来なかったアルパカファーム。掲載内容には十分気を使ったはずなのに、いったい何がいけなかったのか。
藤田 うーん、新しい求人をかけてみたけど、パートさんばかりで、結局正社員の希望者は一人だけか。思っていたようにはいかないね。
千代 希望者は一人来ましたけど、すぐにお金のことを質問してくるような人だと、多分長続きしないですよね。他の質問も全部ズレている気がしますし。
藤田 伝法院先生に教えてもらった通り、求人サイトに掲載したんだけどなあ。なんでだろう……。
伝法院 藤田社長、こんにちは!
あれ、二人ともあまり浮かない表情ですね。どうしましたか?
千代 伝法院先生、こんにちは。それが、先月求人サイトに募集をかけてから1カ月も経っているのに、まだ正社員希望者が一人しか来ていないんですよ。
伝法院 なるほど、そういうことでしたか。実は今回、その求人にまつわる改善点を見つけたのでお伺いしました。
藤田 改善点? たしか、求人サイトの内容は先生に教えてもらった通りに掲載したと思ったのですが……何か間違いがありましたか?
伝法院 いいえ、掲載内容に間違いはありませんでした。むしろ「おもい」も表現されているし、お給料も社会保険関連もしっかりしているし、良い会社であるということは伝わります。しかし、原因はこのURLにあります。
藤田 えっ、どこが問題なのでしょうか? 間違ってはいないし。
伝法院 たしかにアルパカファームのホームページ(HP)のURLです。しかし、このHP、最後にいつ更新されましたか? 掲載情報がずいぶん古いので、この法人が今も存在しているのか、またしっかり経営している会社なのか、見ている人は不安になってしまいます。ましてや、このHPに掲載している情報からは人材を募集しているということも感じられないと思います。HPが逆効果になってしまっていますね。
藤田 たしかに一度も更新していません。人材を募集していることが伝わらないというのはどういうことでしょうか?
伝法院 求職者にとっては求人サイトの数少ない情報しか手がかりがない状態になってしまっているんです。今の世の中、HPがあることは住所があるのと同じくらい当たり前になっています。さらに、スマホが普及したことで、いつでもどこでも簡単にHPにアクセスできます。だから、ネット媒体で求人を出すときは、HPの中身がその法人の信頼と直結するくらい大事なんです。HPに掲載されている写真から、自分が働きたいと思う職場の雰囲気かどうか直感で判断する人も多い。HPの内容は、それほど重要なんです。

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