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土門「辛」聞

広告詐欺みたいな「GAPをめぐる情勢」文書


及川課長に、「進次郎はいつから『グローバルGAP』のキャッチボーイになったのか」と冷やかしてやると、こう答えてきた。
「最近は、『グローバルGAP』とは言っておられないようですよ。単に『国際認証』という表現を使っておられます」
及川課長のフォロー発言の内容確認はいずれしてみるとして、やはり進次郎らしい発言ぶりだ。グローバルGAPのことを正確に理解していないように受けとれた。純然たる民間のGAP運営組織なのに、グローバルに通用する生産工程管理の一般名称と混同しているお粗末さ。
ただ進次郎が誤解するのは無理もない。現時点でGAPの「国際認証」は、日本国内ではドイツのグローバルGAPしか見当たらないからだ。そのことを及川課長に指摘すると、待ってましたとばかりに、こう説明してきた。
「日本GAP協会が、年内にアジアンGAPの『国際認証』を取得する予定ですから、欧米向けのグローバルGAPとの二本立てとなります」
この説明でおやっと思ったのは、06年設立の日本GAP協会が、その翌年、ドイツのグローバルGAPとの間で同等性認証、つまり国際認証を取得していながら、いつの間にかその資格を喪失してしまっていたことだ。
同協会のホームページには、取得したことは「沿革」に記載してあるが、喪失したことは何の記載もない。グローバルGAPへのニーズがなかったことが理由だが、まだほかの理由もありそうだ。

アジア地域でもGAPは普及せず

及川課長から、「アジアンGAP」構想を聞かされて、これは幽霊かと思ってしまった。というのも、07年頃にケルンのグローバルGAP事務局を訪れた際、まったく同じ名称の「アジアンGAP」の構想を聞かされたことがあったからだ。
このときは、タイやベトナムなどによって進められていた。その「アジアンGAP」構想も、いつしか消えてしまった。日本GAP協会が、国際認証を喪失したのと同じニーズがないという理由だった。
同じ状況は、「チャイナGAP」にもあった。その前後にグローバルGAP事務局を訪れた際の記憶で、2人の中国人学生が、トレーニー(練習生)として働いていたことを思い出した。スタッフから、「将来、この2人が『チャイナGAP』のエースになるから」と紹介されたことを覚えている。
チャイナGAPのその後が気になり、及川課長にチャイナGAPの状況を電話で尋ねると、妙な説明をしてきた。

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