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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

ミヤイ流、備えあればウレイなし


電気の世界の話になるが、使用電力が同じ場合、200Vを400Vに上げることで発電機とモーターの間の銅線ケーブルの断面積を理論上半分にできるので、重いケーブルの取り回しはとても楽になる。西日本の一般家庭の電気は100V、60 Hzが基本だ。日本の統治下だった台湾は100V、60 Hzだったが、その後アメリカと同じ110V、60 Hzになった。同じ植民地の韓国も100V、60 Hzから時間をかけて220V、60 Hzにした。ヨーロッパは一般家庭で220Vが当たり前で3相方式では400Vが主流だ。
何が言いたいのか? 日本のような電圧100V、周波数50 Hz、60 Hz、15A契約では使用できるものが限られてくる。速やかにヨーロッパ並みの電圧で60 Hzにすることで今後の産業発展にもっと寄与できるだろう。ちなみに北朝鮮は外的な刺激を最小減にしたことで、戦前から現在も西日本と同じ100V、60 Hzらしい。戦後アメリカの影響があり、電力網が発展していなかった台湾と韓国の電気を変えたが、日本は全国にすでにある施設が膨大だったためにできなかったのだろう。焦土と化した沖縄であったり、韓国と台湾の車両の通行方法も変えることはできてもGHQは日本本土のそれは変えることができなかった。またGHQはキリスト教徒の増加を目論んでいたらしいが、そうはならなかった。増加したのは小作人根性と自民党支持で嘘つきな共産主義者ばかりだ。

これで今シーズンは終了だ……

ここからは本題である昨年の麦収穫話になる。6月末までにルーティン・ジョブのエンジンオイル交換、グリースアップ、ベルトの張り具合、エアークリーナー清掃、故障の部品交換、ウィンドゥシールドの掃除などの整備・点検を農場スタッフで済ませ、収入の70%を占める麦の収穫を待った。麦の水分はすでに25%を切っていたので、収穫スタートとしてはコンバインの脱穀能力を十分に発揮できる状態だった。最近は自分でコンバインの運転はやらないので近所のオペレーターにお願いしてやってもらい、その代わり彼の麦を格安で乾燥して仕上げるウィン・ウィンの関係だ。
収穫が開始された。コンバインの後ろに回り、脱穀された麦の選別を確認するために地面を這って作業をしていた。麦の収穫が始まって10分ぐらいするとコンバインから、異音を超越する機械的な破壊音がした。コンバインの後ろ10mくらいにいたので、非常にマズイ状態だとすぐ理解できた。無線を使ってオペレーターに「エンジン止めて!」とコールしようした瞬間には、オペレーターも異音に気づきエンジンを止めていた。360馬力で負担のかかった状態のターボーチャージャー装備エンジンをスローアイドリングなしで停止することは、エンジン寿命を考えると決して良くはないが、このような緊急事態ではやむなしだ。

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