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今年の市場相場を読む

子どもの好きな野菜、嫌いな野菜 トマト/バレイショ/ゴーヤー/ピーマン


バレイショ
意外にも生食用は安定し横ばい状態。加工品が貢献

【概況】
東京市場でのバレイショ類の入荷動向を11年対15年でみると、数量で2%増、単価は1%安となり、この程度の増減では横ばい推移と表現する。バレイショは大型商品であ り、16年の主産地北海道の台風災害の際は、東京市場には入荷量が7%減り、単価も2割高だった。生産が少ない年は、どんな品目でも東京市場に出荷が集中する。その東京市場が1割弱の入荷減だけで2割も高くなるのは、よほどのこと。転送を含めて引きが強烈になったということだ。
【背景】
子どもの好きな野菜の2位に入るほどのバレイショだが、彼らの好きなバレイショは「ポテト」と呼ばれる。子どもの好きなサラダはポテトサラダ、もっと支持が高いのは「ポテトチップス」だ。さらに大きいのは「フライドポテト」である。国民健康・栄養調査では、「ジャガイモ加工品」の消費量で一番多いのが、7~10歳、11~19歳の小中高の生徒たちの層である。「イモ類」の合計でも7~10歳層と70歳代が双璧なのだ。
【今後の対応】
子どもは野菜を食べてくれない、といわれるが、イモ類を野菜類に加えれば、余裕で1日必要量が摂取できる。カルビーがポテトチップスの一部を販売停止にした際の騒ぎを見ただろう。「ジャガイモ加工品」のなかで最大なのが50万tに達する勢いの「ポテト冷凍調理品」、フライドポテトの材料である。初上陸したマクドナルドは、日本人の味覚に、“フライはアメリカのラセット・バーバンク種”と刷り込んだ。この事態を看過してはならない。

ゴーヤー
ゴーヤーとして認知度が高まる。大人になって分かる味

【概況】
東京市場のニガウリの入荷動向をみると、“ゴーヤーの日”がある5月から増え始め8月~9月前半くらいがピークとなるのだから季節野菜のはず。しかし秋以降、春先まで少ないながらも継続して入荷はあり、一般消費者も店頭にあれば買う人がいる。11年対15年では5%減の1.2%高と計算できるが、過去15年で最も伸びた野菜の一つであり、ここ数年は生産も需要も安定して定着してきた。だが、子供には人気がない。
【背景】
市場統計では「ニガウリ」だが、もう沖縄名「ゴーヤー」といわないと一般には通用しない。過去30年で急成長した野菜品目はカイワレにしてもミズナにしても、それほど強烈な個性がないのが普及要因だった。しかし、これほど苦いものがヒットするのはかなり異例だ。NHKの人気番組「ちゅらさん」がきっかけになり、沖縄に行ってゴーヤーチャンプルを賞味して普及した、といった説はピンとこないが、チャンプルという調理法込みで普及したのだろう。

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