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16年4月に発生した熊本地震で、東海大学阿蘇キャンパスも被災し、活動の休止を余儀なくされた。しかし、メンバーには活動を再開したいという意志があり、被災した家の後片付けと農作業が重なった生産者が肉体的にも精神的にも負担が重くなっていることを知り、今年4月から活動を再開した。今年は、以前にも増して活動を活発化させている。生産者からは、「気分が沈んでいたが、若い学生の笑顔にパワーをもらえた」「農業を続けようと思えるようになった」という反応があった。
本来の活動の目的は、農業のノウハウを学びながら作業支援をすることだったが、震災以降の経験から、熊本の農業の復興を支えていこうという新たな意識で活動に取り組んでいる。
代表の東海大農学部3年、藤川志津香さん(20)は受賞式の挨拶で次のように語った。
「震災で活動ができなくなりましたが、またみんなで頑張って続けてきてよかったと思います」
ほか、8つの団体からは、獣害対策のために野生動物を有効活用する活動や、地域の食材を子どもたちに正しく伝える食育の活動、農産物のブランド化の活動など、さまざまな活動が発表され、会場から大きな拍手を受けた。 (平井ゆか)
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