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【スマート・テロワール通信】
山形の食料自給圏、役者が結集
- カルビー(株) 相談役 松尾雅彦
- 第7回 2018年01月05日
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山形大学農学部と山形県農業会議が主催する「庄内スマート・テロワール」収穫感謝祭が2017年11月28日、山形県鶴岡市内で開催され、大学、山形県農業会議、生産者、企業、一般市民など約140人が参加した。
山形大学農学部には16年、松尾雅彦の寄附講座「食料自給圏(スマート・テロワール)形成講座」と、畑作と養豚の実証展示圃が設置されている。当日は、2年間の成果発表の後、加工品の試食会も行なわれた。
山形大学の小山清人学長は、農学部が山形県産食料の生産・流通・加工の多角化のために創設されたことに触れ、「今日の講演を自分たちが収穫するのだという気持ちで聞いてほしい」と挨拶した。
山形県農業会議会長職務代行者の五十嵐直太郎氏は16年、山形大学農学部と連携協定を締結し、ともに地域循環型経済圏を構築していく事業に取り組んでいることを報告し、この
取り組みは、農業会議の使命とも合致
し、食の安全・安心や庄内の持続発展につながると述べた。松尾は、実証展示圃の意義を説明し、ビジョンが高いほど人は集まるものだと、ビジョンを描くことの重要性を伝えた。
生産・加工・小売・大学からなる
成果発表に先立ち、山形大学農学部教授の浦川修司氏より「山形大学が取組む実証プロジェクトの概要」が報告された。スマート・テロワールを
耕畜連携・農工一体・地産地消および契約栽培による非市場経済を取り入れた循環型の経済圏と捉え、大学はそのプラットフォームを目指す。
山形大学の小山清人学長は、農学部が山形県産食料の生産・流通・加工の多角化のために創設されたことに触れ、「今日の講演を自分たちが収穫するのだという気持ちで聞いてほしい」と挨拶した。
山形県農業会議会長職務代行者の五十嵐直太郎氏は16年、山形大学農学部と連携協定を締結し、ともに地域循環型経済圏を構築していく事業に取り組んでいることを報告し、この
取り組みは、農業会議の使命とも合致
し、食の安全・安心や庄内の持続発展につながると述べた。松尾は、実証展示圃の意義を説明し、ビジョンが高いほど人は集まるものだと、ビジョンを描くことの重要性を伝えた。
生産・加工・小売・大学からなる
団体戦のチーム結成
成果発表に先立ち、山形大学農学部教授の浦川修司氏より「山形大学が取組む実証プロジェクトの概要」が報告された。スマート・テロワールを
耕畜連携・農工一体・地産地消および契約栽培による非市場経済を取り入れた循環型の経済圏と捉え、大学はそのプラットフォームを目指す。
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松尾雅彦 マツオマサヒコ
カルビー(株)
相談役
1967年カルビー入社。宇都宮工場長、取締役を経て、80年カルビーポテト設立と同時に社長就任。北海道を中心に全国でジャガイモの契約栽培と貯蔵体制を確立し、ポテトスナック原料調達システムを整備する。92年カルビー社長、06年から相談役。08年10月食品産業功労賞受賞。NPO法人「日本で最も美しい村」連合副会長を務める。
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