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【地域活性化という「遊び」】
薪割りの気持ちいい音を聞きながら「便利さ」について考えたこと
- 副村長 みわダッシュ村 山本晋也
- 第22回 2018年01月05日
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長男が5歳から始めた薪割りも
気がつけば12年。
次男は10年、三男は少し早く4歳から始めたので8年。
我が家は冬の暖房だけではなく
給湯とお風呂のボイラーにも薪を使いますので一年中薪作りをせねばなりません。
あまりの忙しさに
一時は薪割り機の導入も真剣に検討したこともありましたが
子供たちが成長するにつれ、その必要性が徐々に薄れ
今では3人合わせると
薪割り機の能力を
はるかに上回るほどになりました。
連日パカーンパカーンと
気持ちのいい音が山にこだましています。
そんなある日の夕食時
ひょんなことから
金の斧と銀の斧という昔話が話題に上がりました。
「金の斧ってもらっても困るよな」
「金の斧では薪割れんしな」
「銀の斧も無理やな」
「金の斧は無くても死なへんけど薪がなかったら死ぬよな」
「その時代やったら鋼の方が価値あるよな」
「神様あんまりわかってないよね」
「もし鋼の斧返してもらえんかったら大変やな」
「正直というより金の斧では割れないからそれは違いますと言うたんやと思う」
小さなころ絵本を読んでやると黙って聞いていた話も
年齢とともにそれぞれ新しい価値観を持ち始め
いろんなことに対して
それぞれの意見が出てくるのは当たり前ですが面白いものです。
気がつけば12年。
次男は10年、三男は少し早く4歳から始めたので8年。
我が家は冬の暖房だけではなく
給湯とお風呂のボイラーにも薪を使いますので一年中薪作りをせねばなりません。
あまりの忙しさに
一時は薪割り機の導入も真剣に検討したこともありましたが
子供たちが成長するにつれ、その必要性が徐々に薄れ
今では3人合わせると
薪割り機の能力を
はるかに上回るほどになりました。
連日パカーンパカーンと
気持ちのいい音が山にこだましています。
そんなある日の夕食時
ひょんなことから
金の斧と銀の斧という昔話が話題に上がりました。
「金の斧ってもらっても困るよな」
「金の斧では薪割れんしな」
「銀の斧も無理やな」
「金の斧は無くても死なへんけど薪がなかったら死ぬよな」
「その時代やったら鋼の方が価値あるよな」
「神様あんまりわかってないよね」
「もし鋼の斧返してもらえんかったら大変やな」
「正直というより金の斧では割れないからそれは違いますと言うたんやと思う」
小さなころ絵本を読んでやると黙って聞いていた話も
年齢とともにそれぞれ新しい価値観を持ち始め
いろんなことに対して
それぞれの意見が出てくるのは当たり前ですが面白いものです。
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山本晋也 ヤマモトシンヤ
副村長
みわダッシュ村
1968年、京都生まれ。美術大学を卒業して渡米後、京都で現代美術作家として活動。そのかたわらオーガニックレストランを経営するも食材を種から作ってみたくなり、京都市内で畑を始める。結婚して3人の子供を授かったころ、農業生産法人みわ・ダッシュ村の清水三雄と出会い、福知山市の限界集落に移住。廃屋を修繕しながら家族で自給自足を目指す。土と向き合ううち田畑と山や川、個人とコミュニティーの関係やその重要性に気がつき、田舎も都会もすべて含めた「大きな意味での自給」を強く意識するようになる。この考え方は、美術家時代にドイツの現代美術家ヨゼフボイスのすべての人が参加して創り上げる社会彫刻という概念に影響を受けた。現在みわ・ダッシュ村副村長。
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