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両組織の理事長である横田氏に、今瀧氏への取材を申し入れたが、断られてしまった。今瀧氏が今も籍を置くシンジェンタジャパンにも広報を通じて、今瀧氏への取材を申し入れたが、これも断られた。その際、シンジェンタジャパンにいくつかの質問をファックスで送っておいた。
その質問のひとつ「今瀧氏在職中のGAPに関する活動は会社の了解のもとに行なわれたのか」には「承諾を得て行なわれた」という回答が戻ってきた。
今瀧氏が15年度の「輸出用GAP等普及推進事業」の補助金を申請したとき社員であったこと、さらに会社の業務の一環だったことを認めたことになる。このことは筆者が指摘した今瀧氏や横田氏による補助金の不適切な使い方でシンジェンタジャパンにも一端の責任があることを認めたようなものである。
次号は、シンジェンタジャパンの承諾を得たという今瀧氏によるグローバルGAP事務局へのロビー活動を取り上げてみたい。
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土門剛 ドモンタケシ
1947年大阪市生まれ。早稲田大学大学院法学研究科中退。農業や農協問題について規制緩和と国際化の視点からの論文を多数執筆している。主な著書に、『農協が倒産する日』(東洋経済新報社)、『農協大破産』(東洋経済新報社)、『よい農協―“自由化後”に生き残る戦略』(日本経済新聞社)、『コメと農協―「農業ビッグバン」が始まった』(日本経済新聞社)、『コメ開放決断の日―徹底検証 食管・農協・新政策』(日本経済新聞社)、『穀物メジャー』(共著/家の光協会)、『東京をどうする、日本をどうする』(通産省八幡和男氏と共著/講談社)、『新食糧法で日本のお米はこう変わる』(東洋経済新報社)などがある。大阪府米穀小売商業組合、「明日の米穀店を考える研究会」各委員を歴任。会員制のFAX情報誌も発行している。
土門辛聞
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