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【イベントレポート】
シカ捕獲認証制度シンポジウム
- 2018年01月05日
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シンポジウムが開催された趣旨を補足すると、農産物の獣害対策として、山から下りてくる害獣をブロックしたり駆除したりするだけではなく、地域全体の野生動物の個体数を管理する人材を育成し、その人材が活躍できる仕組みをつくり上げていこうというものだ。
国は、野生動物の捕獲を次の二つに分類している。主に猟友会員などが許可を受けて行なう「狩猟による捕獲」と、獣害対策のための捕獲や個体数調整の「許可捕獲」と呼ばれるものがある。許可は都道府県知事が行なうが、許可を受けただけでは人道的な捕獲をしたり、食肉として有効利用をしたりするための知識や技術が不足していることがある。また、国全体では個体数半減が目標に掲げられているが、事情が異なる地域ごとにどこでどれだけの個体をどう捕獲すればよいかという計画立案や実施が難しい状況にある。
エゾシカ協会では、シカなどの野生動物の生息状況や社会的制約、地理的状況などを考慮した地域主体の野生動物管理体制をつくることが必要だと考え、知識と技術の両方を備えた人材を育成する取り組みを始めた。「野生動物の管理された捕獲」を掲げ、14年に民間認証「シカ捕獲認証(以下、DCC)」をスタートしている。
シンポジウムでは、酪農学園大学の赤坂猛史教授による講演を皮切りに、基調講演では英国から招いたイングランド国有林の野生動物管理官であるクリスティン・ウェーバー博士が講師を務めた。
国は、野生動物の捕獲を次の二つに分類している。主に猟友会員などが許可を受けて行なう「狩猟による捕獲」と、獣害対策のための捕獲や個体数調整の「許可捕獲」と呼ばれるものがある。許可は都道府県知事が行なうが、許可を受けただけでは人道的な捕獲をしたり、食肉として有効利用をしたりするための知識や技術が不足していることがある。また、国全体では個体数半減が目標に掲げられているが、事情が異なる地域ごとにどこでどれだけの個体をどう捕獲すればよいかという計画立案や実施が難しい状況にある。
エゾシカ協会では、シカなどの野生動物の生息状況や社会的制約、地理的状況などを考慮した地域主体の野生動物管理体制をつくることが必要だと考え、知識と技術の両方を備えた人材を育成する取り組みを始めた。「野生動物の管理された捕獲」を掲げ、14年に民間認証「シカ捕獲認証(以下、DCC)」をスタートしている。
シンポジウムでは、酪農学園大学の赤坂猛史教授による講演を皮切りに、基調講演では英国から招いたイングランド国有林の野生動物管理官であるクリスティン・ウェーバー博士が講師を務めた。
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