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では国土交通大臣命令でアクセルとブレーキの踏み間違えを無くすためにAT車を、特にレッグスペースが狭い軽自動車の販売を禁止して、燃費も良くなるマニュアル車を振興させますか? 厚生労働大臣からもマニュアル車にしたら左足と左手の運動量が増えて健康になるから、社会保険の掛け金が下がりますよ、ってことになるのでしょうか?
日本車は本当に
安全・安心・安定なのか
アメ車は幅も長さも日本車よりも大きいので前輪と後輪の長さ(ホイールベース)も長くなる。そうなると長いホイールベースなのでタイヤハウスの運転室内への出っ張りは限定的で、もともと左ハンドルなのでアクセルを手一杯右側に寄せても左側にあるブレーキのペダルまで十分物理的な距離があるので、踏み間違え事故はあまりない。
もちろん北米仕様の日本車も同じである。日本の日本車はアメ車よりもコンパクトなので、車内スペースを作るために前輪を前のバンパー方向に設置する傾向になり、右側のタイヤハウスの運転室内への出っ張りを抑えてアクセルをできるだけ右に寄せる努力をしているが、やはり構造上限界があるだろう。日本車は本当に安全・安心・安定なのか疑問だ。当時はPL法(製造物責任法)が無くてよかったね、ってことですか。
ではどうしたらいいのか? アメリカの国務大臣だったら、“ボケに優しくない日本車を止めましょう!”となるが、私が国土交通大臣だったら道路を右側通行にして車を左ハンドルにすることによって踏み間違えの事故を減らす。簡単でしょ。船や飛行機がデッド・オン(真正面)で衝突の危険性がある場合はお互いが右側に逸れることになっている。日本の様に左側通行が肌身に染みていてアメリカで運転する場合、イザというときに対応できる自信はありますか? それはあなたのためではなく、反米のあなたの子孫を守るための世界の標準の考え方になるのです。ということを日本でしか運転したことのない方に説教したい訳ではありません。
アメリカの生産者が
ストレスなく栽培できるから
日本は大量に輸入できる
本号ではゲノム編集の特集ページで専門家の方たちが登場しているのでしょう。その中で私も雑草対策のゲノム編集農作物の誕生を期待している。
もしこんな法律が存在したら。“消費者は……安全・安心・安定な農作物……地産地消……有機栽培を発言する生産者のみから購入する”となったら私の農産物は売れ残るだろう。しかし現実はそうはならない。なぜか? 私が強い販売力を持ってい
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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