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特集

地域のマンパワーを活かす 人手不足をチャンスに変える活路


一般にブルーベリーの収穫率は低い。ローズベリーファームの70%という数字は高い方だろう。収穫期は7月下旬~9月上旬。同じ株でも枝によって熟度が異なるから、選択して摘み取らなければならない。時期が遅れればすぐに落果してしまう。
「昨年は長雨の影響で摘み残しが増えました。適期を逃さないためにも、スタッフを増やそうと思っています」 (取材/八木誠一)

時給制正社員 (有)降矢農園(福島県郡山市)
過疎地でありながら
仕事先として選ばれる理由

降矢和敏さん:
1974年、福島県郡山市生まれ。大学卒業後、簿記学校講師、会計事務所勤務を経て、33歳で入社。現在、父で代表取締役の降矢敏朗氏のもと、経営に参画している。
経営概要:
水耕栽培による清浄野菜生産販売、放牧豚加工品・イチゴ加工品の販売。作物:サンチュ(約30a:ハウス3棟)、各種スプラウト・カイワレダイコン・豆苗(約20a:ハウス2棟)、夏イチゴ(約30a:ハウス1棟)、ほか。
従業員:
家族5人。時給制正社員13人(70代2人、60代6人、40代以下5人。男女の内訳は男性6人、女性12人)

降矢農園は、福島県郡山市の山間地にビニールハウスを構え、水耕栽培によるスプラウトやサンチュ、豆苗、イチゴなどを周年で生産し、外食産業などに直売している。現在、家族5人のほか、従業員13人が活躍している。

【近隣から幅広い世代を
時給制正社員として迎える】

過疎地にありながら、なぜこれだけの人数が集まるのか。その理由のひとつは、市街地から通いやすい距離にあることが挙げられる。農園は山間地にあるものの、郡山中心部から車で約20分。従業員は、農園の近所に住んでいる人もいれば、市街地に住んでいる人もいるが、ほとんどが通勤時間は車で約30分以内である。
しかし、市街地にも働き口があるなかで、降矢農園が選ばれる理由があるはずだ。それは、従業員の年齢を問わず、すべて時給制正社員であることだろう。
時給制正社員というのは、給与体系は時給制だが、社会保険を完備した正社員としての待遇をするものだ。働く側にとっては重要なポイントである。年齢層は、20代から70代までと幅広い。現在、60代が6人、70代も2人勤めている。70代の2人は熟練者で、作業効率が最も高い従業員である。

【生産性を高める
人員配置と作業の効率化】

年齢も違えば、経験年数も違う。13人の従業員にどうやって力を発揮してもらっているのだろうか。降矢農園の後継者である降矢和敏さんに、その仕組みを聞いた。

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