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特集

地域のマンパワーを活かす 人手不足をチャンスに変える活路


日本人は単純労働ではなくマネジメントをするのが、これからのあり方になると考えています。

(聞き手/平井ゆか)

77歳女性、
自分に合った作物と働き方

鹿児島県種子島で落水農園の代表を務める落水純子さんは現在77歳。45aで観葉植物フェニックスロベレニーやユリなどを栽培している。肥培管理から収穫、出荷用の箱詰め、事務などをほぼ一人でこなす。以前は、サトウキビやサツマイモなどを手広く手がけていたが、年齢を考え、長く続けられる作物に転向した。
フェニックスロベレニーは出荷できるまでに数年かかるが、一度植え付けて生長させれば、その後は上部の葉を収穫しつづけることができる。2001年から始め、16年から出荷できるようになった。70歳を過ぎて始めるには遅いと思ったが、順調に出荷にこぎ着けられたことを考えると、当時、決断してよかったと話す。
それでも週2、3回の出荷日が重なると、きつい。日差しが強い夏場、外で作業するのは、5~10時、15~19時ごろと決めている。「働いていないと、遊んでいるよりしんどい。年を考えて無理をせず、病気にならないことが大事」

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