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土門「辛」聞

疑惑のグローバルGAP 商魂たくましいロビー工作


今瀧氏なら理解できると思うが、ロンドン・オリパラは、英国産ファーストの基本方針だった。従って義務的基準は「レット?トラクター」と呼ふ?英国の認証制度とし、グローバルGAPは、輸入農産物だけを対象にした「推奨基準」の扱いにしたのだ(前ぺージ表参照)。
最初、東京オリパラは、JAS有機だけが採用になるという話が伝わった。ロンドンでも、その後の16年リオデジャネイロ大会でも、有機農産物が優先的に取り扱われたというデマ情報が駆け巡った。デマを真に受けた朝日新聞は、「東京五輪『有機』に商機?選手村の食材 優先調達の可能性」(16年2月14日付け朝刊)と伝えた。ロンドン・オリパラの「フードビジョン」を確認すれば、すぐにデマと分かるはずなのに、最近の新聞記者は、オリジナルの資料に目を通さないらしい。
17年3月24日、東京オリパラ組織委員会は、東京オリパラ版フードプランを正式決定した。グローバルGAPは、ロビー工作が奏功して国内産農産物にも採用された。だが、その一方で日本GAP協会のJGAP アドバンス・アジアGAPも同時に採用されたことは諸手で喜ぶことはできなかった。その理由は後で触れることにする。

釘を刺した進次郎
「俺を広告塔に使うなよ」

17年1月17日、進次郎は青森県五所川原市の県立五所川原農林高校にいた。その3カ月前に五輪食材の採用基準となる国際規格グローバルGAPを取得したので現地視察にやってきたのだ。農高生を相手に、進次郎の気分は、ほとんどクラーク博士。「青年よ大志を抱け」とばかりにこう演説した。
「これから日本の農業は世界の五大陸を席巻しないといけない。そのために必要なパスポートである国際認証を取得した農業を進めたい」
グローバルGAPに取り組む経緯について山口章校長に電話で質問した。地元選出代議士が持ち込んできた話のようだった。その代議士(地元選出)にアフ?ローチしたのはク?ローハ?ルGAP勢のM氏ということだ。そのM氏は、進次郎番のような役割も果たし、「進次郎はグローバルGAP派である」と各所で喧伝しすぎて、のちに進次郎から面と向かって、「俺をグローバルGAPの広告塔に使うなよ」(GAP関係者)と釘を刺されたらしい。
広告塔に使われることを警戒した進次郎は、国会での質問以降、グローバルGAPという表現を使わず国際水準GAPという言い方に変えている。時すでに遅し、結果として、進次郎は、永田町におけるグローバルGAP勢の利益代弁人のような印象を持たれてしまったのである。政治家・進次郎の限界はここにある。

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