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今年の市場相場を読む

春から本格化するマメ科野菜 サヤエンドウ/インゲン/ソラマメ/エダマメ

今年は、2月まで列島中が大寒波や豪雪に襲われて、いったいいつ春が来るのか、と危惧したものだ。その分を取り返すように3月に入ると一転して5月並みの高温から、夏日もあるほど、いっぺんに春が来た。関東地区の野菜も一気に遅れを取り戻すかのように、過去にないほどの出荷量で単価も下がり続け、1月上旬には385円のキロ単価が、4月上旬段階では平均単価を割って223円だった。 列島に春を告げるマメ科野菜も、3月時点では早出しの沖縄産は前年より44%も多かったが、主産地の鹿児島からは前年同月の14%減。それが4月上旬にはマメ科野菜全体で21%の入荷増となった。

サヤエンドウ

10年で4割減。中国産が作った需要に国産対応遅れ

【概況】
東京市場におけるサヤエンドウは、07年から17年までの10年間で入荷量が41%も激減し、単価は25%も高くなった。入荷減の原因は、07年当時、入荷の50%も占めていた中国産のスナップエンドウが、その後、消費者に敬遠され小売店頭から姿を消したこと。また背景としては、07年には入荷統計が、キヌサヤもスナップエンドウも「サヤエンドウ」に一括されていたが、10年からキヌサヤの統計は独立したからだ。
【背景】
過去10年で単価が25%も上がったのは、07年では中国産は全体の50%を占め単価は平均のほぼ半値だったが、17年では中国産など安い輸入品は約8%まで下がり、単価も国産の7割程度まで上がってきている。17年実績で、別統計のキヌサヤは平均単価1548円、サヤエンドウは1087円。単価の高いキヌサヤが別統計になったことでサヤエンドウの単価を下げる要因になってはいるが、入荷数量は10年で23%もの減で、単価は上がっていただろう。
【今後の対応】
17年では愛知が26%とトップ産地で鹿児島が20%、初夏から出てくる福島は11%。これらの主産地は例外なくスナップエンドウを増やしているが、かつて安い中国産が5割以上を占めて小売店の目玉商品となったことで、確実に一定の消費パイが形成されていた。大袋入りで安ければ、子どものおやつにも最適である。輸入品が創造したパイを国産が代替するパターンは、多くの品目でみられるが、そのパイを獲得するには国産の単価はまだ高すぎる。

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