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今年の市場相場を読む

春から本格化するマメ科野菜 サヤエンドウ/インゲン/ソラマメ/エダマメ



インゲン

周年の需要に対するリレー供給。幅広な品種への支持

【概況】
東京市場のインゲンの入荷は、07年と17年を比べると数量で28%減、単価は14%高くなった。春から夏にかけてが出回りのピークだが、需要は一年中あるため、入荷は比較的コンスタントである。年内から始まる沖縄産から、鹿児島産を経て関東産につながり、初夏以降は福島など東北産へと移っていく。07年にはピークの夏場を受け持つ福島産が25%を占めトップだったが、現在は早くから出る沖縄産が25%で首位だ。
【背景】
スナップエンドウが割合を増やしているほどの勢いはないが、それでもインゲンはサーベルやマンズナルなど全国区の品種や、地方品種の軽井沢インゲンなど幅広の品種の存在感が目立っている。インゲンが業務用で定着していることは、入荷の安定性で推測可能であり、ごま和えや天ぷらの具材としての需要は底堅い。てんやなどの天丼にシシトウに代わってインゲンが採用されている影響も残るが、最近では幅広品種に人気が移りつつある。
【今後の対応】
18年においても、3月には前年より17%増えており、とくに44%も伸ばした沖縄産が、輸入品であるオマーン産の入荷を2割近く減少させている。4月上旬現在でも沖縄35%、鹿児島30%増と入荷に勢いがあり、このまま初夏からの福島産がつないでいくことになるだろう。ただし福島産については、まだ一般需要が低調で相場も低迷気味。単なる風評とはいえないだけに、産地の苦渋は理解するが、旬の時期に是非とも東北地区で代替産地がほしい。


ソラマメ

鹿児島独壇場。季節野菜から周年供給目指す商材

【概況】
東京市場におけるソラマメの入荷は、07年対17年では数量で50%減、単価は43%も高くなった。出荷状況からみるとソラマメは季節野菜であり、4~5月がピークだが、8月になると最後の東北産地は終了する。主産地は、07年に46%で首位の鹿児島が17年でも51%という断トツ1位、続く千葉は11%とぐんと下がる。鹿児島のシェアが高いのは、10月に始まり、結局は8月まで出してくるからだ。どの産地より早くて遅い。
【背景】
関東の市場では、ソラマメは5月くらいまでの商品で、エダマメが出始めると売れなくなるといった伝説があった。しかしソラマメを年間を通じてメニューにしたい、という声が、以前から業務需要者から根強く、一般家庭でも「売っていれば買いたい」というファンは多い。産地としては、作型のローテーションの関係から、なかなか促成、抑制栽培には手が回らないのだろうが、昔から産地であった宮城を含め、関東以北の新規産地がほしい。

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