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人生・農業リセット再出発

人口減少が経済失速を招く……その嘘!

一昨年、人口2,200万人のシリア内乱で600万人が北部国境のトルコへ脱出した。そこはヨーロッパの玄関口、難民の渦はトルコを通過してドイツ、フランスへ怒とうの民族大移動となった。
キリスト教のヨーロッパ諸国では人道的に彼らを追っ払うことはしなかった。シェンゲン協定によって一旦EU圏内に入るとパスポートなしで自由に往来が可能で、出入国審査はなく就労も容易になる。難民はイギリスへも押し寄せた。ロンドン郊外は山ひとつ無い丘陵地帯が広がり、牧歌的農村地帯がスコットランドまで続く。
世界の4分の1以上を植民地にした大英帝国とはいえ国土は日本より小さく、人口は日本の半分6,500万人。例えば、時給1,000円で働いていた平和な住民たちの所へ、難民が空腹をしのぐために時給300円でもいいから仕事をくれといい始めたらどうなるか? 住民は失業し、村や町は大混乱に陥るだろう。
ブレグジット(Brexit)は、イギリス(Britain)と離脱(Exit)を組み合わせた造語でイギリスのEU離脱のこと。脱退の是非を問う国民投票では離脱多数となった。難民でイギリス国内経済が大混乱し、EU諸国と同調してもメリットはないどころか、自国が自滅する危機感が蔓延していた。EU離脱が決まると、イギリスから逃げ出す難民が急増し、120万人にもなった。その結果、イギリスでは人手不足が深刻化し、それを技術投資の生産性向上策で乗り切ろうとする動きが始まった。するとイギリスの労働生産性は急上昇する。「労働力の減少は、英国に良い効果をもたらした。外国人労働者であふれてしまったことが、低賃金の職種において賃上げの抑制要因になっていたからだ。移民労働者が減れば、企業も地元の低熟練労働者を訓練すべく、技術投資を増やさざるを得ない。現在低水準にある英国の労働生産性も改善し始めている」と、経済誌にも書かれている。

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