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新・農業経営者ルポ

ソバージュ栽培トマト界のキング、ここに見参


その場合、単一品目を大規模に生産している産地に太刀打ちできるものではないが、取引先やその先の顧客に納得してもらえる価格帯を意識している。
鎌塚は、貯金が底を突きそうになった15年に結婚した。妻とは就農後に出会い、結婚する際も農業を手伝わなくていいということを条件として伝えた。
「現在、2haですけど、いまの構成でしたら面積的にはここらへんで頭打ちです。増やすなら野菜ではなく、畑作物を入れていかないと面積が回らないでしょう。となれば人もということになりますけど、さすがに大変です。いまの品目で収穫に手が回らないということはだいぶ減りましたので、スナップエンドウやコカブ、サトイモなんかを採用して様子を見ます」
直近の目標では1000万円の売り上げで、半分か3分の1を手元に残せたらというのが理想だという。これを超えようとすると取引先の見直しから手をつけないといけないが、現時点で鎌塚にその意思はない。つまり、今後も一農業者として精進していくことになる。
一人農業で小規模ながら効率性を重視する。北海道の農家出身という出自がモノの見方を厳しくしているともいえる。地元で有名な黒大豆の捕植を見たときはあり得ないとしてカルチャーショックを受けたようだ。新規就農者らしくない鎌塚の奮闘はこれからも続く。 (文中敬称略)

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