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今月の数字

19,379千立方m(全国の冷蔵倉庫の空き容積)


一方、民間の倉庫は、倉庫業法において「倉庫業を営もうとする者は、国土交通大臣の行う登録を受けなければならない」と規定されており、全倉庫業者から提出される定期報告が統計として四半期毎に公表されている(農業倉庫、漁協や事業協同組合による協同組合倉庫、自家用倉庫を除く)。2017年3月の普通倉庫(1~3類)保管残高を品目別にみると、最も多い電気機械(2,019千t)に次いで米の保管量が2,011tと多く、全品目残高25,412千tの7.8%を占めている。米の保管残高を地域別にみると、北海道(219千t)、福島(169千t)、秋田(119千t)、新潟(116千t)と米産地での貯蔵が多い。冷蔵倉庫の総保管残高3,353千tのうち量の多い品目は、冷凍水産物(939千t)、冷凍食品(556千t)、畜産物(554千t)で大半を占めているが、これらの保管は東京、神奈川、大阪、兵庫に集中しており、輸入品の保管が多いことがわかる。冷蔵倉庫の利用は普通倉庫に比べて少なく、しかも地域は貿易港付近に限られている。もともと他の地域では冷蔵倉庫は少ないのかと思ったらそうではない。
1~3類倉庫の空き容積14,254千立法mに対して冷蔵倉庫は21,071千立法m。稼働の季節変動を考慮し、最小量を積み上げても19,378千立方mの空き容積がある。情報の連携によりうまく活用できないか。

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