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スマート・テロワール通信

「庄内スマート・テロワール」戦略講演会


とくに畜産加工品は、先行して商品開発に取り組んできた。昨年からテスト販売を重ね、好評を得てきたことから、7月3日よりスーパーの陳列棚での常時販売を開始する。さらに商品の認知度を高めるため、常時販売と並行して月1回のペースで、引き続き試食販売会も行なっていく予定だ。今年の報告会を兼ねた収穫感謝祭は、11月27日、大豆商品を中心に開催する予定である。
(一社)山形県農業会議の五十嵐淳氏は、「庄内スマート・テロワールにおける農村将来構想と3ステップの展開」として、庄内地域の農村将来構想は、美しい農村景観と自立経済圏「庄内自給圏」の実現(30年後)にあること。3ステップ(10年計画)の個人戦から団体戦へ戦略が変わる展開の取り組み内容を示した。また、将来の農地利用構想(水田の畑地化)を庄内地域全体と市町村ごとに映像で紹介した。
「6月に、月山ろくエリアのビジョンとゴールの姿を描きながらモデルとなるエリア実証のため、今後、地域の合意形成活動を実施していく予定だ」

生物性を重視した土づくり

助教の中坪あゆみ氏は、「畑輪作体系における実証展示圃と農産物の加工に向けた計画」を発表した。畑輪作は、6年目となる2021年に一巡する。研究で力を注いでいるのは、生物性に重きを置いた土づくりだ。継続的に、堆肥や緑肥作物、収穫残渣などの有機物を投入し、畑輪作を実施することで、排水性や通気性の改善、地力向上の効果が認められるようになれば、病気の減少、品質向上、ひいては、増収へとつながるという仮説を立てており、それを実証することが研究の目的である。
今年度は、堆肥や緑肥の播種量を変えて試験を行なう。また、大学外の月山ろくエリアの圃場は、加工用農産物と豚の飼料の生産、中山間地域における大豆と小麦の栽培試験、若
手農業者の実習圃場として活用する。
栽培と並行して、ジャガイモ、小麦、大豆の加工品の開発も進めていく。大豆については、6月に実施した試食会の評価を反映して改良を進める。また、味噌や醤油の試作、評価を実施していく予定だ。

地域飼料を活用した豚の肥育と美味しい畜肉加工品の生産目指して

准教授の松山裕城氏は、「耕畜連携による豚の肥育と畜肉の加工商品の販売に向けた計画」を発表した。大学の豚舎で肥育している豚に与える飼料は、大学の実証展示圃と地域の協力農業者から得られる作物を使用している。具体的には、規格外のジャガイモ、大豆、小麦、および、小麦のふすま、飼料用子実トウモロコシで、自給率は90%以上になる。

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