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江刺の稲

村井信仁著『北海道農業機械化の歴史』

  • 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
  • 第266回 2018年07月30日

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本誌の巻末広告にある通り、村井信仁氏が本誌創刊以来、執筆した原稿を中心にまとめた『北海道農業機械化の歴史』を発行した。総索引を含めて7分冊、総ページ数912頁で箱入りの大著である。定価は7200円(税別・分売不可)。
第一巻目のテーマは「耕す」。本誌の創刊にあたって村井氏には「耕すということ」というタイトルでの連載を依頼した。「耕しつづける人へ」というサブタイトルをつけた本誌にとって村井氏の連載は本誌発行の理念の一つを示すものであった。
人はなぜ耕してきたのか。掘棒に始まり現代のプラウや鋤、その他様々な土耕機の数々が紹介されている。耕すこと、人が耕し続けてきたことの意味、その技術的意味ばかりでなく、風土の違いの中での進化の歴史、文明論が語られた。
二巻、三巻、四巻では畑作機械化体系を中心に北海道の農業機械化の歴史が語られている。それも現場の篤農家たちの声を聞き取りながら進んできた施肥・播種機、防除機、ストーンピッカ、カルチベータ、ビーンハーベスタなどの機種別の発展史、大規模な畑作野菜経営を可能にしてきた機械化の歴史が語られている。
さらに五巻ではその後の北海道の農業機械化と農産業発展をリードしたバレイショ澱粉産業や今はない亜麻産業の発展史が解説されている。
また、今では貴重な資料と言うべき写真類も本誌掲載時に使われたものをすべて再録してある(写真:1487点、図:111点)。

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