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特集

本誌が見た第34回国際農業機械展in帯広


クバナランドの可変プラウは、ISOBUS対応のクボタのトラクターと連動可能なオールオートマチックプラウである。値段にもビックリさせられそうだが、この展示会に向けてよく組み立てたと感心した。一方のスガノ農機も負けず劣らず、ボトム制御がオートの5連格子に、国内唯一のプラウメーカーが培ってきた技術が注ぎ込まれていた。どちらもリバーシブルの反転性、刺さり具合、ボトムが土を反転する姿を眺めたい衝動に駆られた。未来への提案は国際農機展らしい展示で、さらなる商品化に向け、それぞれの開発設計チームにエールを送りたい。

【プラウにカゴローラー!?】

ここ数年のレムケン製品の躍進には目を見張るものがある。今回の展示機は4台で、とくに目を引いたのは「カゴローラーを装備したプラウ」(写真3)である。このカゴローラーは反転後の土を落ち着かせつつ、砕土効果も得るという優れものだ。カゴローラー付きの仕様は、過去に国内でも開発・販売されていたようだが、ここに来て改めて需要がありそうだ。プラウ作業後のレベラー作業が軽減できれば、ユーザーの心をがっちりつかめるだろう。なじみの営業マンは、値段を聞いてくる人が絶えないと満面の笑みで答えてくれた。顧客層がどのようなものに興味を示すかを心得た展示だった。
また、インタートラクターサービスで展示されていたのはモロ社製のプラウだ(写真4)。イタリア製で、値段もそこそこ、強度は上々で、昨年のイタリアで開催された展示会では、筆者も担当者とずいぶんディスカッションした一押しの機体である。4連の直装タイプで、機体全体の重量バランスが良く、一つのボトムに2系統の油圧で衝撃から守る機構にはなるほどとうなずかされる。
昨年、北海道の開発公社にテスト的に導入されたが、道外でも即戦力として評価を得られるのではないだろうか。本場イタリアでは緑色と黄色だった機体の色が、すべて黒色で提供されているようだ。ブースでは価格やラインナップ、一押しポイントについて突っ込んでインタビューしたが、黒色にした理由は聞けなかった。

【大型化と多連化が進む】

このほか、国内メーカー1社(写真5)、海外メーカー3台(写真6~8)をチェックした。総合すると、プラウの大きさは、18インチ以上と大きくなり、ボトムは4~6連と大型化が進んでいる。北海道では200馬力以上のトラクターの導入が進み、けん引力を要するプラウにも堪えられるとばかりに、各社ともそれを意識したプラウを展示ブースのメインに飾っているように思えた。ゲージ輪を移動時に変形させ、けん引しながら移動したり、可変操作をスピーディーに行なえるよう工夫されていたり、それぞれ特徴があるので、使用環境に合わせて見極めたい。

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