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このような考え方は国際線を運航する日本の航空会社は選択の一部として考えることができるだろうか。いろいろな選択というよりも現実の安全・安心・清潔を考えると、デルタに乗った時からアメリカの勝者の論理を学ぶことになる。
組み換え作物も同じで……、止めておこう、分かっているのに理解しようとしない生産者に何を話しても時間の無駄だ。
CAはお客さまではなく「ミヤイさま」とウェルカム・シャンパンを持って来てくれるが、酒は飲めないのでペリエかオレンジジュースになる。睡眠導入剤と一緒に、飲み物やピーナッツなどのスナックを食べるが、離陸してすぐに前菜から始まるデルタの素敵なビジネスクラスの機内食が登場する。周りを見ると不思議な光景が目に入る。日本語が少しでもできそうな白人は日本食の選択がほとんどの様だ。私は事前にデルタのウェブサイトからビーフの選択をした。
6000円以上の価格ならステーキ? 日本食?
あるネットの書き込みにあったが、デルタのビジネスクラスの食事は原価で3000円以上だからレストラン価格で6000円以上になるのだろうか。6000円のステーキか日本食の選択だとおのずと答えは出る。デルタのテンダーロインは最高である。余分な脂肪はないが柔らかい、いきなりステーキとは一線を画す素材だ。食事の時に出るロールパンがこれまた絶品だ。食後のデザートはチーズの盛り合わせ、果物の盛り合わせになり、昔は両方頼んだこともあったが最近は年なのかそれも無理。ハーゲンダッツ並みの仕上げのアイスクリームまで食指が動くことが無くなった。
あとは寝るだけ。やはりアメニティの中から耳栓を取り出してから寝る。国内にいる時も普段からこの耳栓を持ち歩いている。ただの耳栓ではない。人が話す周波数帯は聞こえて、それ以外はシャットアウトする。飛行機(小型機も含む)やトラクター、コンバイン、スプレーヤー作業の時も使っている。だからなのか毎年受ける航空身体検査でも耳の衰えはない。最近の小型機(セスナ、パイパー、ビーチなど)操縦の時はもっとハイテクになっていて、ノイズキャンセル機能のヘッドホンで管制や機内のインターホンとして使う。初めてこのヘッドホンを使ったときはあまりの無音状態に驚いたものだ。メーカーは国内のソニー、パイオニアなどもあるがアメリカのBOSEが人気がある。別に音の話をしたい訳ではない。いろいろな雑音の排除もアメリカ製は群を抜いているということだ。
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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