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イベントレポート

ちこり村、「認知症カフェ」開催

厚生労働省によると、認知症患者は、2025年には約700万人、65歳以上の5人に1人になる見込みだという。認知症とは、認知機能の低下によって日常生活や社会生活が送りにくくなった状態を指す。アルツハイマーのように治らない種類もあるが、軽度認知障害(MCI)のうち、早めに受診したり、周りの人が正しい接し方をすれば、進行を遅らせたり、完治させたりできる。
家族の力が必要な農業においても、地域づくりにおいても、今後は認知症に向き合うことが不可欠になっていくだろう。その準備を始めた岐阜県の「ちこり村」の例を紹介する。

認知症の人を支える地域づくり

岐阜県中津川市のちこり村で「認知症サポーター養成講座」と「認知症カフェ」が7月11日、地域の人々を迎えて開催された。中津川市では厚生労働省の推奨の下、「認知症の人も安心して暮らせるという町づくり」を掲げ、この2つの活動を展開している。認知症の知識や予防方法、認知症の人たちとの接し方を学ぶものだ。
認知症サポーター養成講座では、中津川市の小川智江氏が認知症の知識や認知症の家族との接し方などを説明し、ひだまり園在宅介護支援センターの今井一貴氏が、ジャンケンゲームや、歌いながら手足を動かす予防方法を伝授した。また、レジやゴミ出しなどの場面を例に、認知症の人にどう接したらよいか紹介する映像が上映された。

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