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続いて、ちこり村のレストランの一角で、認知症カフェが開催された。参加者たちは、飲み物とオリジナルの
野菜スイーツを楽しみながら、認知症への知識を深めた。また、日ごろ簡単にできる予防方法として、「五感健康法」推進員たちが五感を駆使したレクリエーションを紹介した。参加者たちも一緒に体験し、終始、笑い声が絶えない和やかな会となった。
地域の人々が集う場を提供
ちこり村は、チコリの生産ファームに、チコリ芋の焼酎蔵、自社開発商品などを扱う売店、地域の野菜を中心としたビュッフェスタイルのレストランなどを併設した教育型観光生産施設だ。ちこり村を運営する(株)サラダコスモは無添加・無漂白の発芽野菜の生産で成長を遂げ、06年、農産物の国産化と高齢者が働く場の提供を目指してちこり村を開設した。いまでも地域の60歳以上の従業員が多く活躍している。
中津川市の小川氏が、公民館以外でも認知症への取り組みをしたいと商工会で呼びかけたところ、ちこり村支配人宮川真一氏が快諾し、今回の取り組みが実現した。
「すぐ『やります』と手を挙げました。ちこり村に認知症のお客様がいらしたときに、私たちも支えになれるよう知識を持っておこうと思いました。また、ここのような民間のカフェなら、地域の皆さんも集まりやすいと思います」(宮川)
予想どおり、この日は従業員8人を含め市民50人ほどが詰めかけた。
ちこり村では、この日をきっかけに、毎月1回第4火曜日に「認知症カフェ」を開催することにしている。
(平井ゆか)
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