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【江刺の稲】
どうなっているんだ災害列島日本
- 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
- 第268回 2018年09月28日
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発生数だけでなく、その勢いも尋常でない気象変動は日本にとどまらず、世界中で起こっている。異常気象が語られて久しいが、我々はこれまでとは違う気象条件の下で農業に取り組んでいるということを肝に銘じるべきだろう。
1月から2月にかけて日本海側では何度も大雪に見舞われた。特に2月上旬には北陸地方で記録的な大雪となった。強い寒気が繰り返し流れ込んだため、12月から2月の3カ月間は全国的に平年より気温が低く、西日本では極端な低温に見舞われた。1月22日から23日には関東甲信地方や東北地方太平洋側を中心に大雪となり、東京でも23cmの積雪を記録。その後、27日にかけて強い冬型の気圧配置となって非常に強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に暴風雪や大雪となったほか、さいたま市で26日に観測史上最低のマイナス9.8℃を観測するなど全国的に顕著な低温となった。2月中旬には日本海側で大雪、3月になっても北海道で豪雪が続いた。
1月から2月にかけて日本海側では何度も大雪に見舞われた。特に2月上旬には北陸地方で記録的な大雪となった。強い寒気が繰り返し流れ込んだため、12月から2月の3カ月間は全国的に平年より気温が低く、西日本では極端な低温に見舞われた。1月22日から23日には関東甲信地方や東北地方太平洋側を中心に大雪となり、東京でも23cmの積雪を記録。その後、27日にかけて強い冬型の気圧配置となって非常に強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に暴風雪や大雪となったほか、さいたま市で26日に観測史上最低のマイナス9.8℃を観測するなど全国的に顕著な低温となった。2月中旬には日本海側で大雪、3月になっても北海道で豪雪が続いた。
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昆吉則 コンキチノリ
『農業経営者』編集長
農業技術通信社 代表取締役社長
1949年神奈川県生まれ。1984年農業全般をテーマとする編集プロダクション「農業技術通信社」を創業。1993年『農業経営者』創刊。「農業は食べる人のためにある」という理念のもと、農産物のエンドユーザー=消費者のためになる農業技術・商品・経営の情報を発信している。2006年より内閣府規制改革会議農業専門委員。
江刺の稲
「江刺の稲」とは、用排水路に手刺しされ、そのまま育った稲。全く管理されていないこの稲が、手をかけて育てた畦の内側の稲より立派な成長を見せている。「江刺の稲」の存在は、我々に何を教えるのか。土と自然の不思議から農業と経営の可能性を考えたい。
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