ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

農業は先進国型産業になった!

外国人実習生の現地ルポ 実態と課題と展望 第6回 先進農業地帯の実習生は明るく日本語上手だった


中国人実習生の評価は全体的に低下している。JA担当者によると、「質が落ちた、仕事は他の国よりできる、集まらない(応募しない)ので年々年齢が高くなっている」。また、女性比率が9割と高い。もっとも、田原市の実習生は女性が多い。施設園芸主体なので、手先の仕事がよい女性が好まれる。
農家調査も含めていえることは、中国からの実習生が減っている。中国の経済発展の影響であろうか。質の低下もよく指摘される。以前と違い、農村部からの実習生が減り、都市部からの実習生が増えているからではないかと推論されている。農村部の優秀な実習生を求める声が多い。
田原市の農業産出額は853億円である(16年)。JA愛知みなみの高瀬組合長は「他の組合長さんたちと話すと『ケタが一つ違うのではないか』と言われる」という(注、JA愛知みなみの販売高は512億円。共選率6割)。1市だけで、神奈川県846億円、富山県666億円、京都府740億円より大きい。田原市は先進的農業経営者が多い地域であり、この人的資源を生かしてイノベーションを継続し(新規作目など)、首位をキープすることが期待される。

関連記事

powered by weblio