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今年の市場相場を読む

暑さ長引き秋が遅い年のキノコ類 生シイタケ/エノキダケ/シメジ/エリンギ

今年は夏が長く、しかも猛暑であった。度重なる台風や豪雨さらに地震と、各産地が大きな被害を受けた。当然、青果物の生産はこうした気候変動や自然災害に直接影響を受ける。ただし、例外なのがキノコ類である。マツタケなど天然物の菌茸類は雨量や気温に大きく左右されるが、大半は栽培環境や出荷量がコントロールできる人工栽培である。
それにもかかわらず、毎日、毎月の市場入荷動向をみていると、調整できるはずの数量も単価も変わる。それは相場を決定する要因のうち、消費・需要動向が変化するからだ。いよいよキノコの本格シーズン、今年のキノコ情勢はどんな推移になるのだろう。

生シイタケ 輸入の減少で入荷量4割減。原木栽培志向も強まるか

【概況】
東京市場の生シイタケ入荷動向をみると、過去20年で徐々に減り続け、年間1万2000tを超えていた数量は、いまや4割近く減って7、8000tまで落ちた。夏場には入荷が少なく、10月から冬にかけて急増して単価も堅調に推移する。入荷面での大きな変化は、10年前にはトップ産地はシェアが3割近い中国だったが、現在は4%程度になっていること。かつて3万tを超えた総輸入量も、いまは2000tにまで減った。
【背景】
10年前の輸入シイタケ3万t時代には、東京市場への入荷だけで2000t前後あった。その需要はもっぱら小売店で一般消費者が、安さゆえに買っていたもの。しかし、中国からの輸入食品は、様々な食品事件により消費者の中国産敬遠ムードが広がり、一気に売れ行きが落ちた。その際、同様に輸入が減ったネギやキャベツ、ショウガ、ゴボウなどは、小売店頭からは姿を消したが、加工業務需要者からの需要は強く、ほとんどが当時より輸入増だ。

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