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【イベントレポート】
農村経営研究会 2018年第2回定例会「私がマイファーム事業で目指すもの」
- 2018年09月28日
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西辻氏は、2007年に農業体験ができる農園を運営するベンチャー企業であるマイファームを設立した。現在、体験農園のほか、全国各地の耕作放棄地を活用した家庭菜園づくりの支援サービスや、自社農場の運営、新規就農者向けの農業学校の運営、卒業生のための物流・販売業、農地や人材の斡旋など、さまざまな事業を展開しており、いまや年間売上12億円の会社に成長させている。
事務局長の昆吉則は、西辻氏を講師に招いた理由を次のように話した。
「西辻さんの事業のテーマは、農村経営研究会の重要なテーマの一つである。1971年を境に日本人の摂取カロリーは下降に転じ、食料は供給過剰になった。これは経済の転換ではなく、文明の転換と言える。かつて飢えを満たすために食べていた日本人が、やせるためにお金を使うような豊かな時代になったからこそ、かつて苦役と思われていた農作業を望んでやりたいと思う人々が現れてきた。私は、この動きを『おもしろ不便』と呼び、農村には、エンターテイメントを含む農業や心の癒しを与える農業のように、ビジネス化し得るものがあると伝えてきた。西辻さんの興した事業は、いまの時代に合っていると思う」
以下、西辻氏の講演を紹介する。
「自産自消」という言葉は、私が24歳のときにつくった造語で、うれしいことに、今年、ついに辞典に載った。自産自消とは、自分でつくったものを自分で食べること。マイファームは、この自産自消ができる社会をつくろうという会社だ。自産自消ができる社会とは、自然と触れる楽しさ・面白さ、自然と共に生き、それを仕事にすることの素晴らしさ、その産物を自然まるごと食べ、自然について会話し感謝すること、人が作物を育てるように人も自然に育てられていること、これらに気づく社会のことを指している。
事務局長の昆吉則は、西辻氏を講師に招いた理由を次のように話した。
「西辻さんの事業のテーマは、農村経営研究会の重要なテーマの一つである。1971年を境に日本人の摂取カロリーは下降に転じ、食料は供給過剰になった。これは経済の転換ではなく、文明の転換と言える。かつて飢えを満たすために食べていた日本人が、やせるためにお金を使うような豊かな時代になったからこそ、かつて苦役と思われていた農作業を望んでやりたいと思う人々が現れてきた。私は、この動きを『おもしろ不便』と呼び、農村には、エンターテイメントを含む農業や心の癒しを与える農業のように、ビジネス化し得るものがあると伝えてきた。西辻さんの興した事業は、いまの時代に合っていると思う」
以下、西辻氏の講演を紹介する。
自産自消ができる社会をつくる
「自産自消」という言葉は、私が24歳のときにつくった造語で、うれしいことに、今年、ついに辞典に載った。自産自消とは、自分でつくったものを自分で食べること。マイファームは、この自産自消ができる社会をつくろうという会社だ。自産自消ができる社会とは、自然と触れる楽しさ・面白さ、自然と共に生き、それを仕事にすることの素晴らしさ、その産物を自然まるごと食べ、自然について会話し感謝すること、人が作物を育てるように人も自然に育てられていること、これらに気づく社会のことを指している。
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