農業ビジネス

農業分野に関しては、お客様の個別ニーズを汲み取り、天候デリバティブのみならず、ほかの保険商品と組み合わせることで、包括的に提案しています。
また、当社のグループ会社、ＳＯＭＰＯインターナショナルは、昨年11月に農業保険をグローバルに提供するための統合プラットフォーム「AgriSompo」を発表しました。さらに今年３月には、グローバル統合機能構築の一環として、イタリアの農業保険会社Ａ＆Ａ社を買収し、世界各国の農業リスクに応じたソリューションの提供に取り組んでいます。

［顧客のニーズに柔軟に対応］

当社のターゲットは６次産業化を手がけているような農業者が中心になります。経営内容全体をヒアリングしたうえで、当社の商品で提案するようにしています。できる限り農業者の要望に応えられるよう、ニーズに応じてオーダーメイドの商品を作るなどして柔軟に対応しています。また、保険金額の設定にしても無駄がけのないような配慮や、万が一事故に遭われた際にはスムーズに保険金を支払えるよう心がけています。
今後は農業という単なる業態だけではなく、高齢化や過疎化の進んでいる地域（農村等）に対して、どのように地方創生・活性化を実現していくのかを行政と一緒になって考えていかなければなりません。もっと広い意味での地域対策を進めていきます。（企画開発部　伊藤互一氏、戸張慎也氏、コマーシャルビジネス業務部　伊藤洋行氏談）

■ハウスメーカーの製品補償―渡辺パイプ（株）　自社製ハウスに3年補償
当社グリーン事業部では、パイプハウスからガラスハウスまで豊富なラインナップをそろえています。農業ビジネスを取り巻く環境が変化し続けるなか、当社の製品やサービスも同様に進化し続け、農家の皆様をサポートしています。
近年、これまで経験したことのないような異常気象による自然災害が増加しています。大雪や台風はいつやってくるのかわかりません。そんな自然と毎日隣り合わせで働いている農家の皆様が安全、安心に作物を育てていくため、当社グリーン事業部では2003年よりグリーンハウス3年補償を開始しました。
当社で設計・施工したパイプハウスからガラスハウスまで3年間の補償が付いています。当社グリーン事業部ではこれらハウスの全ラインナップに性能表示を行なっており、耐雪性や耐風性をホームページ上で公開もしています。 （グリーン事業部商品開発部談）