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山口市産子実トウモロコシ地産地消への挑戦

普及への課題と対策(1)土作業・堆肥・乾燥

稲作生産者にとって、子実トウモロコシ生産を始める際、いちばんの課題となっているのが機械投資だ。今回は土作業機、堆肥散布機、乾燥機について、直面した課題にどう対策したのかみていこう。

土作業機の導入 成果をみれば意識も変わる

持続可能なトウモロコシ栽培において、圃場の高い排水性と肥沃な土壌は必須条件だ。そのために、サブソイラによる心土破砕とともに、プラウによる深耕・反転、有機物や堆肥等のすき込みは基本である。しかし、山口市ではプラウやサブソイラなど、基本的な土づくり、排水性改善のための作業機があまり普及していない。
「山口県内における年間販売台数は、プラウが3、4台、サブソイラが20台前後程度」(スガノ農機(株)西日本支店の鉄村敦也氏)である。県内の農業経営体数2万1417(農業センサス2015)に対し、購入者数は極めて限られている。
実際、今回の実証試験に参加した6名のうち、栽培当初からプラウを保有していたのは、畑作農家である藤村農園の藤村敏浩氏1名というのが実態だった。
実証試験開始から2年間、こうした土づくり作業は、(株)中四国クボタ(初年度から)とヤンマーアグリジャパン(株)中四国カンパニー(2年目から)に対し、全面協力を仰いできたが、3年目である来季からは、生産者が主体的に取り組む必要がある。
そこで、初年度から栽培を行なっている(株)農園屋五葉の山根正之氏が、手始めとしてプラウの購入を決めた。来季から他の生産者の作業委託を受ける予定となっている。
「2年やってみて、土がよみがえるのを実感した。農家のいちばんの資産である土への投資だと思えば、すぐに回収できるだろうと考えている。土がよくなったおかげで、子実トウモロコシ以外に、輪作として他の作物にもチャレンジできる環境が整ってきた。来季からは、カルビーポテトとジャガイモの契約栽培を始めるべく準備中だ」(山根氏)
しかし、土作業機の普及については「そう簡単には進まないだろう」と山根氏は話す。

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