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スマート・テロワール通信

山形・庄内スマート・テロワール 大豆チームの味噌の試作品が完成


こうした状況に抵抗して世界中の先進的な農業生産者が新たな農産物生産システムに挑戦し、画期的な農法として広がり始めている。

【悪循環から抜け出す三原則】

本書はその挑戦を実行している生産者や研究所の実践活動を紹介し、この新機軸が産み出す大きな価値の実態を明らかにしている。
本書が述べている新機軸とは、次の三つである。
1.不耕起
2.被覆植物による土壌の被覆
3.多様な植物による輪作
この三原則によって、有機物を分解して活きる土壌中の微生物を活性化し、失われつつある肥沃な土地が回復するのだという。
本書の三原則を遂行すれば、化学肥料や農薬の多用という悪循環から抜け出すことができ、ひいては、国家の補助金から自由になり、収益も増加する。生産者は楽しい日々が保証されることになるのではないだろうか。

【持続可能のための堆肥】

私は、土壌中の有機物の活性化を促すうえで堆肥が大きな要素だと考えている。堆肥の活用によって従来型のシステムに比べて収量の増加が期待できるからだ。本書でも農地で牛を放牧し、牛糞の作用で土壌が活性化することに言及している。持続可能な農産物生産システムの四原則目として堆肥を加えたいところだ。

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