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アルパカファームの経営・労務事件簿

社会的な繋がりを深めるこれからのビジネスモデル

天候不順などの影響もあって事業の伸び悩みが気になるアルパカファーム藤田社長。とはいえ新たなアイデアもなかなか浮かばず……。
藤田 う~ん、なんだかなあ。
千代 社長、どうしたんですか?
藤田 いやあ、今年の売り上げが去年とほぼ変わらなくてね。
千代 天候が安定しないなかで、それは良いことなんじゃないんですか?
藤田 うん、一般的にいうとそうなんだけど、横ばいということは、新しい事業に挑戦できてないということなんじゃないかと思ってね。もちろん、今年は新しい社員を雇った
り、組織としての変化はあったし、基盤を固めるという意味でも売り上げが落ちなかったことは悪いことではないんだけどね。
千代 たしかに、これまでは冬場の加工をやってみたり、出荷団体をつくってみたり、いろいろな挑戦を重ねてきましたよね。今年に関しては、どちらかというと、社内のことに矢印が向いていたように思います。だからこそ、事業の停滞を感じてしまうのは、正直ありますね。
藤田 そうだよね。やっぱり、挑戦して変化しつづけないと、今の変化の激しい世の中では、通用しないと思うんだ。農業だから生産だけしていればいい、という時代ではないからね。
伝法院 藤田社長、おっしゃるとおりですね!
藤田 伝法院先生! ありがとうございます。とはいっても、何をしたら良いかは、思いついていないのですが……。
伝法院 新しい事業をつくるというのは、簡単なことではないですからね。そのうえ、実践するとなれば、かなりのパワーが必要になります。なので、まずはビジネスモデルから考えていきましょう。まず、アルパカファームにとって“お客さん”とは、どのような用事を抱えた人ですか?
藤田 どのような用事? う~ん、考えたことがなかったなあ。そうですね、強いていうなら、子供たちに心も体も健康に育ってほしいと思いながらも、特別なものは高価で買えないから、子供たちが手頃に日常を健康的に過ごせる食事をつくる、ということでしょうか。

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