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【北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信】
今年もいろいろあった
- 西南農場 代表取締役 宮井能雅
- 第127回 2018年11月30日
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敷島製パンの歴史
1月には名古屋のパン屋さんに行って来た。パン屋さんといっても業界2位の敷島製パンだ。パン好きの私は、初めて自分のパン用小麦がどのように製造、販売されているのか興味深く見学することになった。
実はパンそのものよりも敷島製パンの歴史に興味を持った。その昔イギリス、フランス、オランダがアジア諸国を植民地化したことは、誰もが知る歴史の事実だ。遅れをとったドイツが現在の中国・青島を占領、植民地化して青島ビールやドイツ文化を普及させようとしたが、第一次世界大戦で戦争を仕掛けたドイツはイギリス側に付いた日本に負けた。
ある戦争捕虜のドイツ人パン職人が名古屋に抑留され、その後、幾多の試練を経て現在の敷島製パンになったとされる。時として戦争は文化的に劣る地域への豊かさの普及に速度感を与え、価値観の違いの重要性に貢献をしたことになるのだろう。
2月にはルーティンとなったアメリカツアーを行ない。旧友が住むLAや取引先のファーゴとミネアポリス、ジョンディアの工場、ケンタッキーのファームショウ、娘が学ぶDCに行くことになった。ちなみに娘は学業終了後にはアメリカ海軍に入り、金髪・ブルーアイのルテナント(尉官以上)と結婚して、15年後にミネソタ辺りの州知事夫人になる予定で、将来はホワイトハウスにいるかもしれません(かなりマジでバカ親なりの空想をしています)。
3月は事務所まわりの除雪から始まり、トラクターなどの整備を始める。下旬に従業員や甥っ子たちと台中の乾燥機メーカーを訪問する。その節に2月の台東地震のお見舞いと、わずかながらの寄付を福井県の生産者と二人でさせていただいた。返礼では、日本も援助隊を送った地震の被害は大したことはないと言われた。その後、寄付金は台湾の学校支援の為に使われる旨の感謝状を送っていただいた。
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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